家に子犬が来た!
かわいいチビちゃんと、早くお散歩したいですよね。
しかしいきなりお散歩に連れて行ってはいけません!
時期もありますし、子犬の負担を減らすためにも練習が必要です。
ここでは、子犬のお散歩デビューのためのトレーニングと注意点をお話しします。
初めてのお散歩でありがちな「怖がる・震える・歩かない」の対処法もみていきましょう。
子犬のお散歩デビューの注意点
子犬のお散歩っていつから?ワクチンの後じゃなきゃダメ?
子犬のお散歩デビューは、健康と安全を考えて、最終のワクチン接種が終わってから最低でも1週間後にしましょう。およそ、生後3~4ヶ月ですね。
混合ワクチンは、犬同士の間などで起こる感染症を防ぐものです。
体内にしっかり抗体ができていないうちに外に出してしまうと、せっかくのワクチンの効果を発揮できず子犬の体が危険にさらされてしまいます。
また、接種直後は体調を崩しやすいので、「最低でも1週間後」なのです。
お散歩デビュー目前!子犬のお散歩トレーニング
初めてのお散歩の前に、毎日少しづつ練習しましょう!
首輪の練習
始めは柔らかい布やテープなどをゆるく巻いてあげることはら始めると慣れやすいでしょう。
ただ、どこかに引っかかって首が締まってしまわないよう、飼い主さんが見ているところで行ってください。
リードをつけて歩く練習
リードをつけて歩くなんて、子犬は初めてのこと。
お家の中で、リードをつけて歩く練習をしてあげましょう。
屋外の環境に慣れる練習
キャリーバッグや抱っこでお散歩コースを少し歩いて、外の音や匂いなどに慣れる訓練をしましょう。
↓↓参考までに、音に慣れさせるためのこんなCDもあります。
「WANモアレッスン アウトドア編」
※ワクチンがまだ終わってない場合は、人や犬に触れさせないようにしましょう。
口に咥えたものを放す練習
誤飲、誤食防止のために大切です。
子犬はなんでも興味をもって、口に加えてしまう可能性があります。
おやつと交換して、出させるようにしましょう。
「マテ」の練習
何かにびっくりしていきなり暴れたり吠えたりすることが、今後あるでしょう。
そんな時に、上手に「マテ」できることが子犬を安全に守るために役立ちます。
アイコンタクトの練習
名前を呼んであげて、目があったら褒めておやつをあげましょう。
お散歩中に飼い主さんとアイコンタクトがとれるということは、子犬を危険から守ります。
また、アイコンタクトは飼い主さんと犬との主従関係をはっきりさせる意味もあります。
いよいよ初めてのお散歩!ポイントは?
待ちに待った初めてのお散歩。
いろいろ練習もして来たし、その成果が発揮できるかな?
…なんて初めから期待しないでくださいね。
外で歩くなんて、子犬にとっては大冒険!
少しづつ少しづつ、子犬目線で一緒に頑張りましょう!
初めてのお散歩の距離や時間は?
できれば、なるべく他の犬や人にあまり出会わない時間帯を選びましょう。
時間は5分くらいからスタートするのが良いでしょう。
いきなり長距離歩かせてしまうと、子犬にとってストレスになってしまう可能性もあります。
また、「毎日何時になったら散歩行く」と行く時間は決めずに、ランダムに散歩に行きましょう。
これも主従関係をはっきり認識させる上で、とても重要です。
トイレはどうしたらいい?
散歩前にトイレにいく習慣をつけましょう。
外でトイレさせてしまうと、外でしかトイレしない子になってしまう可能性があります。
また、公共の場所を汚してしまうということもあるので、子犬のうちから「トイレはお家で済ますもの!」と認識させることをおすすめします。
「怖がる・震える・歩かない」の対処法
初めてのお散歩だと、「怖がる・震える・歩かない」はよくあることです。
初めてのお散歩の時は、まずは地面に子犬を置いてあげます。
少し離れたところで(もちろんリードの範囲)呼んであげて来るようならまずはOK。
いっぱい褒めてあげましょう。
怖がって動かなかったり震えているようであれば、5分くらいそのままにします。
それを毎日繰り返し、徐々に慣らしていきましょう。
また、歩かない場合、こんな方法があります。
- 軽く上にリードを引いて、子犬が向いている方向とは逆方向に歩き出してみる
- おやつやおもちゃを鼻先あたりにチラつかせながら気を引き、ちゃんと歩けたら褒めておやつをあげる
とにかく根気強く、子犬目線で続けて行きましょう。
↓↓子犬のしつけに関してはこちら
ビビリ屋さんだけど好奇心旺盛なうちの子も、お外に興味があるけれど怖くて踏み出せない…というタイプでした。
それが少しでも外で歩けるようになった時の喜びは、ワンコと一緒に成し遂げた感があふれて、忘れられません。
ワンコたちのお散歩デビュー、飼い主さんたちもしっかり見届けてあげてくださいね!