大切なわんちゃんが、耳を痒そうにして病院に連れて行くと、耳の薬や洗浄液を処方されることがありますよね。
動物病院で処置してもらったのはいいけれど、お家で耳の薬や洗浄液ってどうやって使えばいいのか悩んでしまう事はありませんか?
また、わんちゃんが耳の薬や洗浄液を嫌がってしまうと途方に暮れてしまいますよね。
今回は、わんちゃんが耳の薬を処方された時、耳の薬や洗浄液を嫌がる場合の対処法をお伝えします。
出来るだけ早くわんちゃんの耳の病気は治してあげたいですよね。
そのためにもどうぞ記事をお読みになって下さいね!
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わんちゃんが耳の薬や洗浄液を嫌がる理由

わんちゃんが耳の薬や洗浄液を嫌がる理由はなんでしょうか。
それを解決できれば、嫌がらなくなる可能性があります。
耳の薬や洗浄液を嫌がる理由として考えられるものは2つ。
- 耳の薬・洗浄液が不快
- 耳の薬・洗浄液が得体の知れない怖い物と思っている
この2つに当てはまっているのであれば、その嫌がっている原因を無視して耳の薬や洗浄液を付けて耳掃除をしようとすると余計に嫌いになってしまいます。
飼い主さんの言う事も聞かず、わんちゃんには不信感がたまる一方。
一度嫌がってしまうと、なかなか元に戻すのは難しいものです。
嫌がる原因を取り除こう!
わんちゃんが耳の薬や洗浄液を嫌がる理由が分かって頂けたところで、次はその嫌がる原因を取り除きましょう。
耳の薬・洗浄液が不快という原因を取り除く
では、まずは1の耳の薬・洗浄液が不快という理由を取り除きましょう。
耳の薬や洗浄液は、耳の中に直接入れますので、急に冷たい物が入ってきて大抵のわんちゃんはビックリするもの。
耳の薬の臭いや洗浄液のスーとする感じがわんちゃんには刺激的すぎるのかもしれません。
この場合の対処法として、耳の薬や洗浄液は人肌ぐらいに温めて使うと、不快感を取り除けます。
湯煎にかけて温めるだけで、ぐっと不快感はなくなりますよ。
また、耳の薬や洗浄液の臭いを気にしている場合は、同じ成分で違う香りの物や、アルコールが入っていない低刺激のものなども販売されています。
動物病院で相談して、わんちゃんが安心して使用できる耳の薬や洗浄液を選んであげたいですね。
耳の薬・洗浄液が得体の知れない怖い物と思っているという原因を取り除く

では次に、耳の薬・洗浄液が得体の知れない怖い物と思っているという理由を取り除きましょう。
耳の薬・洗浄液が得体のしれない「怖い物」と思っていると、わんちゃんにはどんどん恐怖心が増してきます。
恐怖=嫌がる原因となるのです。
わんちゃんは、耳の薬や洗浄液を使用される際には体を固定されます。
身動きが出来ない状態で、得体のしれない物を耳の中につけられる…と思うと、私たち人間でも怖くなってしまいますよね。
そんな場合の対処法として、耳の薬・洗浄液に慣らすことが重要です。
初めのうちは、耳を触らせてくれたら大げさに褒める。
何回か繰り返していくと、耳を触っても平気になります。
そして、きちんと薬を塗らなくてもしょうがないぐらいに思ってください。(病気の程度によりますが)
洗浄液も一気にやろうとせず、ちょっとでも耳がきれいになればOKだと思って下さい。
何度も何度も繰り返し行っているうちに、わんちゃん自身が「耳のお薬も洗浄液も怖くない物なんだ」と理解して、怖がらなくなります。
また、体を固定する(犬に関しては保定/ほていと言います)ことも、普段の生活の中で慣らしていきましょう。
遊びの一環として、耳掃除をする体制で少し保定をしてみるのもいいかもしれません。
保定のコツは、わんちゃんと飼い主さんの体を密着させること。
空間があるとわんちゃんが不安になって暴れてしまったり、空間によってわんちゃんのコントロールが難しくなります。
しかし、体を密着させると、わんちゃんの動きが最小限に抑えられ、不安感も取り除けますのでオススメですよ。
いかがでしたか?
わんちゃんが耳の薬や洗浄液を嫌がる時の対処方法が分かって頂けましたでしょうか。
コツは、少しずつ、優しく、慣らしていくことです。
一気にやろうとせずに、ちょっとずつ。
また、普段の生活の中で、耳を触らせてくれるようにすれば、もし病気になった時も安心ですよね。
これはわんちゃんの耳に限らず、足の先、口の中、お腹など、心を許していてもなかなか触らせてくれないような場所にも言えること。
飼い主のあなただからこそ、毎日のスキンシップの中に体の色々な場所を触って頂いて、どこを触られても嫌がることのない、触られるのが大好きな子に育ててあげて下さいね。
長い記事を読んでくださってありがとうございました。
あなたとその隣にいるわんちゃんがもっともっと両想いで幸せになりますよう、願っています!