犬の体表にできるイボやしこりなどのできものには、いろいろな種類のものがあります。
犬の体の表面にイボができているのを見つけた時、まず心配するのが「悪性の腫瘍だったらどうしよう」ということ。
特にカリフラワー状にポコポコしているものを目にしたら、心配になってしまいますよね。
ここでは様々なイボの中でも「カリフラワー状」のイボについての、良性なのか悪性なのか、原因や対処法をみていきましょう。
カリフラワー状のイボの原因は?
カリフラワー状のイボとは、いまいち想像ができない方もいるかもしれません。
カリフラワーの花の部分のように、ポコポコ、モコモコと盛り上がっているようなイボです。
このようなイボの原因として考えられる病気はいくつかあります。
- 皮膚乳頭腫
- 扁平上皮癌
これらはどんな病気なのでしょうか?
皮膚乳頭腫ってどんな病気?
皮膚の上にできるイボのことを「皮膚乳頭腫」と言います。
初めは小さくてピンク色のイボなのですが、時間が経つと色が変わったり大きくなったり、カリフラワー状になったりします。
皮膚乳頭腫の原因は?
皮膚乳頭腫には、ウイルスによる感染性のものと非感染性のものがあります。
感染性のものは、パピローマウイルスというウイルスによる感染によって起こります。
これはすでに感染している犬との接触や環境によって移ります。
感染性のものは若い犬が 罹ることが多く、逆に非感染性のものは高齢犬が罹りやすいと言います。
皮膚乳頭腫ができた場合の対処法は?
ほとんどのものが良性のものなのですが、稀に悪性化するものもあるようです。
良性であった場合、数ヶ月もすればイボは消えていってしまいます。
日常生活に支障がなければ、特に切除する必要はありません。
悪性化した場合、扁平上皮癌になる可能性もあります。
皮膚乳頭腫の多くは良性の腫瘍ではありますが、犬の皮膚上にできるできものには良性・悪性があり、見た目だけで絶対的な判断ができるものではありません。
専門家の診断を受けることをおすすめします。
扁平上皮癌ってどんな病気?
扁平上皮癌は、皮膚や口の中、膀胱、陰部、副鼻腔、気管支などの粘膜に起こります。
皮膚や口の中にできた場合、赤くて硬いしこりやカリフラワー状のできものが見られることがあります。
しこりを作らないケースもあり、皮膚がただれる・脱毛・潰瘍ができるなどするため皮膚病と間違えられやすいと言います。
扁平上皮癌の原因は?
扁平上皮は皮膚や粘膜を作る働きをしています。
この細胞が、皮膚の炎症や太陽の浴びすぎなどの刺激が原因で腫瘍化することが原因だと言われていますが、詳細なところはまだわかっていません。
扁平上皮癌の治療は?
手術によって患部とその周りを切除したり、それができない場合は薬を使った化学療法や放射線治療などがあります。
ガンの進み具合や犬の体力、患部の場所などによって変わってきます。
さいごに ~飼い主としてすべきこと~
犬の皮膚上にできたできものには良性・悪性があります、見た目だけで絶対的な判断ができるものではありません。
医療に携わる専門家ですら、判断が難しいものだと言います。
飼い主さんそれぞれ考え方があると思いますが、素人判断は禁物です。
何かできものを発見した場合は、念のため医療機関での診断を受けることをおすすめします。
また、悪性の腫瘍に対しては特に早期発見・早期治療が重要です。
日々のコミュニケーションの中での健康チェックや定期的な検診で、ワンコたちが長く幸せな時間を送れるようにしてあげたいですね。
ちなみに、悪性のイボなど症状を避けるには、やはり免疫力UPがカギになります。
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