犬が下痢をするが元気な時は病気?体重が減らなければ心配する必要なし?

下痢 元気 病気 体重

うちのワンコはいつも食欲もあり、元気。
体重を測っても、正常値をいつもキープ。
…でも、お腹が弱く、いつも便は緩めがちでした。

そういった、私と同じ悩みを抱えた飼い主さんもいらっしゃるのではないでしょうか。

ここでは、元気だけど下痢気味…というワンコオーナーの、「病院に行ったほうがいいの?」とか「原因は何?病気?」など、気になることをみていきましょう。
ちなみにうちの子は、いつも「当たり前」と考えていたことが原因でした!

下痢だけど元気なワンコの、気になる2つのこと

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下痢とはいえ元気だし食欲もあるとなると、なかなか病院にも行かなかったりしますよね。
でも怖いのは、「それが何か病気の症状だった」ということ。
そこで、「病院に行く目安」と「下痢の原因」について、みてみましょう。

病院に行ったほうがいいの?

病院に行く目安ですが、下痢をして翌日も下痢がまだ続くようであれば病院での受診を考えましょう。
これは、下痢による脱水の危険や体力を消耗してしまう可能性があるからです。

また、いくら元気で食欲もあるという場合でも、1週間以上その状態が続く時は、他の病気が原因となっている可能性があります。
そのため病院に相談することをお勧めします。

 

特に子犬の場合は、下痢・嘔吐を放っておくと死に至るケースもありますので、早めに病院へ連れていきましょう。

下痢の原因は何?病気?

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一般的に下痢の原因として考えられることは、本当に多岐にわたってさまざまです。

  • 食べ過ぎ
  • 誤飲、誤食
  • 疲れ、ストレス
  • フード
  • 細菌やウイルスによる感染症
  • その他の病気  …など

このようにいろいろな原因が考えられますが、いずれにしろ、

  • 便に血が混じっている(便が赤い・黒い)
  • 嘔吐もみられる
  • 体重減少がみられる
  • 食欲が低下している

…などの症状も併発していたら、これは重度の症状です。
すぐに病院で診てもらう必要があります。

ワンコの下痢の注意事項

脱水に注意!

人間同様、下痢になると脱水症状になりやすいので、注意が必要です。
脱水を防ぐためにも、いつも飲んでいるお水を飲ませましょう。

<脱水症状の見分け方>
背中の皮をひっぱってみて、

  • 皮膚がすぐに戻れば正常
  • ゆっくりじわじわと戻るようなら脱水の恐れがあります。

下痢は止めさせない!

下痢という現象は、体に害となるものを追い出そうとする正常な働きです。
出すものは最後まで出して、そして脱水にならないように水をたくさん飲ませてあげることが大切です。

症状の観察を忘れない!

次のことを観察しておき、いざ診察という時に獣医師さんに伝えましょう。

  • いつから下痢なのか
  • 回数
  • 食欲
  • 元気があるか
  • 誤飲、誤食があったか
  • 環境の変化など犬へのストレスがあったか

こうしておくことで、診察の際に無駄な検査などを省くことができます。
早い診断結果は愛犬の体のためにも嬉しく、また、医療費の節約にも繋がります。

また、異常を察知できるよう、いつもの普通の状態を正確に把握しておくことが大切ですね!

見逃していた「元気だけど下痢」の原因

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さて、うちの子の例ですが。
もしかしたら、みなさんの愛犬さんたちのアドバイスになるかもしれないので、書かせていただきます。

アレルギー持ちだった我が家のワンコ。
5年前にアレルゲンが徹底排除されたフードを、以前通っていた病院で勧められ、与えていました。
アレルギーで後ろ足がターキーのように脱毛・赤くなってしまっていたのですが、徐々に落ち着きアレルギー症状は出なくなりました。
症状も落ち着いたし、フードを変えて良かった、と、一安心。

が、1~2年すると便が緩いことが多くなってきました。
元気で食欲もあるので特に気にしなかったのですが、あまりにも続いたので便を採取して病院で何度か検査してもらいました。
それでも「特に問題ない」と。

フードに関しては、疑いもなくその抗アレルゲンフードを与え続けていました。
勧められたものだったし、世間的にも「いいフード」だったし。
いつも当たり前のように注文していました。

とはいえ、普段から緩い便なので、ちょっと体調崩しただけでもひどい水下痢になってしまったりと、ちょっとかわいそうな状態。

そんな時にいろいろ調べていたら、「食物繊維は善玉菌のエサになるから腸内環境を整えるのに良い」という情報に出会いました。
そこで試しに、フードの上に手作り具沢山スープをかけてあげたところ、便の状態が少し改善。
毎日いろんな具材で試したのですが、白菜や大根などで食物繊維を多く与える日の便は良いのです。

さらに、思い切ってフード自体を変えてみたら、なんと普通の犬の便に!
今では、新しいフードの具沢山スープごはんとひと舐めのヨーグルトで、「かっこいいうんち!」なワンコになりました。

今思うと、病院で勧められて世間的にも「いいフード」が、歳とともに変化していったうちの子の体には合わなくなっていったのでしょう。

 
犬も人と同じように、歳を重ねるにつれて体が変わっていきます。
それに合わせてフードも変わるだろうし、生活する環境も変わって来るでしょう。
もしかしたら、愛犬の体調不良の原因が、そこにあるかもしれません。

愛犬の「体調の個性」の現状の把握と、それに合わせた環境作りの重要さに改めて気付かされました。
それと同時に、それができていなかったことへの反省。
今まで気づいてあげられなくてごめんね…です。

いやいや、犬との生活は、本当に深いですね!
いつもいろんなことに気付かされ続けています。

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