わんちゃんがトリミングに行った後はさらさらの良い匂いがしますよね。
ずっときれいなわんちゃんでいて欲しい!と思っても、散歩やお家の中でたくさん遊ぶとすぐ毛玉が出来たり汚れてきたり…。
次のトリミングまで待てない程、犬臭くなってしまったりすることもしばしば。
そこで今回は、コツさえつかめば簡単にできるわんちゃんのシャンプーについてお伝えします。
実は、きちんと手順を踏めばシャンプーは簡単なのですよ。
これを読んで、隣の犬臭くなってしまったわんちゃんを、さらさらスッキリのわんちゃんに変身させてあげてくださいね!
Contents
シャンプーをする日は体調と相談して
わんちゃんにとって、シャンプーはとっても体力を消耗します。
普段慣れない事をされるので当然ですね。
いつもと違う環境に置かれるだけでドキドキしてしまう事も。
シャンプーをする日は、体調の良い日にしてください。
あまりにも疲れていたり、普段慣れない場所に行った時などは避けた方が無難です。
体調がよくないのだけれど、少しでも綺麗にしてあげたいなどという老犬のわんちゃんには、ぬるめの蒸しタオルで身体を拭いてあげるだけで十分ですよ。
あまり一度にやろうとせず、少しずつ毎日やってあげた方がきれいになりますよ。
シャンプー前にはブラッシングが重要
シャンプーしたいからと、すぐにお風呂場に連れて行っていませんか?
でも、ちょっと待ってください!
シャンプーをする前には必ずブラッシングを行ってください!
シャンプー前のブラッシングはとっても重要なのです。
ブラッシングをしないと、毛玉となって残った部分は、水で濡れるともっと固まってしまいます。
毛玉は臭いの原因になってしまったり、寄生虫に最適なお家になってしまいますよ。
ブラッシングをするだけで、泥や皮膚のフケなども落ちてくれます。
シャンプーをする時間がないなんて方は、日々のブラッシングを丁寧に行ってくださいね。
まず全体をスリッカーブラシでといて毛玉までほぐしたら、細かい目のブラシで小さな毛玉がないかチェックしましょう。
特にお尻や内また,脇の下は毛玉や汚れが溜まりやすくなっています。
注意してブラッシングしてくださいね。
もし頑固な毛玉がいれば、ちょっとはさみで毛を切ってしまってもOK。
その方が、次の毛玉もできにくくなりますよ。
誰でも簡単なシャンプーにチャレンジ!シャンプーに必要な物5つ
毛玉が無くなって、きれいになったら、次はシャンプーの準備をしましょう。
シャンプーをする前に準備するものは5つです。
- お風呂場の準備
- 犬用シャンプー剤
- バスタオル(多めに)
- ドライヤー
- スリッカーブラシ
お風呂場の準備
わんちゃんがケガをしないよう、余分な物は片付けてスペースを確保して下さいね。
人間用のシャンプーなどは、間違えて誤飲などをしないよう、手に届かない場所へ片付けましょう。
犬用シャンプー剤
人間のシャンプー剤では、わんちゃんにとって強すぎます。
必ず犬用シャンプー剤を用意してくださいね。
皮膚病の子は、動物病院で処方されたシャンプーを使用しましょう。
バスタオル
濡れてそのままドライヤーで乾かすのではなく、バスタオルで拭く作業がとても大切です。
大き目のバスタオルを何枚か用意しましょう。
お家のバスタオルの中で、これはわんちゃん用にしようと決めておくのが良いと思います。
ドライヤー
わんちゃんを乾かすために必要です。
わんちゃんは毛がたくさん生えているので、しっかり乾かしてあげないと、皮膚病になってしまう可能性もあります。
犬専用があればいいのですが、人間の物を代用してかまいません。
スリッカーブラシ
わんちゃんをドライヤーで乾かす際に、スリッカーブラシがあるとより早くきれいに乾きます。
スリッカーブラシがないと、乾かしている間にも毛がもつれて毛玉が出来てしまいます。
誰でも簡単なシャンプーにチャレンジ!シャンプーの手順は5つ
シャンプーの準備は整いましたでしょうか。
では、誰でも簡単なシャンプーの仕方、手順は5ステップです!
一つずつ詳しく見て行きましょう。
全身をシャワーで濡らす
シャワーの温度をややぬるめの温度(36℃~38℃)に設定します。
直接シャワーをかけると、シャワーの音が大きく、わんちゃんが怖がってしまう場合があります。
その時のコツとして、シャワーヘッドをわんちゃんの身体に密着させること。
そうすると音も静かになって、シャワーからのお湯も身体全体に行きわたります。
はじめから顔を濡らすとシャンプーが嫌いになってしまうかもしれません。
濡らす順番は、お尻→後ろ足→背中→胸→前足→顔にしましょう。
顔を濡らす時は耳の中にお湯が入らないように、親指と人差し指で両耳を抑えながら行います。
シャワーで濡らし忘れがあると、せっかくのシャンプーも浸透しませんし、毛穴も開いてくれません。
特に忘れがちな内また部分,お尻部分はしっかりと濡らしましょう。
シャンプー剤で洗う
シャンプー剤はわんちゃんに直接かけないようにしましょう。
泡だてた物を皮膚につけるようなイメージで洗っていきます。
前足、後ろ足を洗う
足は散歩中に最も汚れる部分です。
肉球の間や指の間も揉みこむように丁寧に洗います。
お尻、内またを洗う
お尻もうんちがついていたり、肛門腺からの分泌物がついていたりします。
しっぽを持ち上げて肛門腺絞りをした後は、臭い取りのために少し洗い流しましょう。
内またも汚れが溜まりやすい部分なので、丁寧に洗います。
胸、背中を洗う
広い部分なので、力いっぱいやってしまいがちですが、優しく指の腹の部分を使って優しく洗います。
マッサージするように泡立てながら洗うのがおすすめです。
顔、顔回りを洗う
顔にシャンプーがかかると気になってしまうわんちゃんが多いので、スピード勝負です。
目やにや涙やけがあれば普段やっているスキンシップのように顔を両手で包み込んで優しく洗います。
シャンプーを洗い流す
身体を濡らすのとは反対の順番でシャンプーをシャワーで洗い流します。
身体の高い位置の頭から足、しっぽへと向かって泡を落としていくような感じですね。
頭→耳→背中→胸→前足→お腹→お尻→後ろ足の順番です。
シャンプーの洗い残しがあると、皮膚病になってしまう可能性がありますので、しっかりとすすぎを行ってくださいね。
身体を拭く
ベチョベチョになった身体をタオルで拭くのですが、その前にブルブルっとわんちゃんに少し身体をふるって遠心力で水をはじいてもらいます。
それは、耳の中にフッ!と息を吹きかければOK。
わんちゃんが耳を気にして、ブルブル震えてくれますよ。
身体についた水気を、タオルでしっかりとふき取って下さい。
これも、身体の高い位置から低い位置へ進めて行きます。
しっかりとタオルで拭きとる事で、わんちゃんのブローの時間が短くなり、毛の乾きが早くなりますよ。
ブローで乾かす
ドライヤーとスリッカーブラシを使ってわんちゃんの毛を乾かしていきます。
この時、スリッカーブラシが皮膚に直接あたると痛いという事を覚えておいてください。
ご自身で自分の皮膚に当ててみて、どの角度なら痛くないのかを確かめて練習してみて下さいね。
ブローで乾かすコツとして、「わんちゃんの毛を乾かす」のではなく「わんちゃんの地肌を乾かす」イメージで行うと、とっても早く乾きます。
ドライヤーを当てると四方八方に毛が分かれて皮膚が見えると思いますが、その見えた皮膚を中心として、スリッカーブラシを中心から外へと動かします。
あまりドライヤーを近づけすぎると皮膚が熱くなってしまうので、適度な距離を保ってください。
乾かす順番はお尻→背中→首→胸→お腹→前足→後ろ足です。
顔はドライヤーを当てると怖がってしまうので、タオルドライで済むようにします。
地肌まで綺麗に乾いていないと、皮膚炎になってしまたり、臭いが発生する元になってしまったりします。
乾いたかな?と思っても、全体を地肌まで触って、半乾きの部分が無いよう隅々までチェックしてくださいね。
わんちゃんのシャンプー、あなたにもお家でチャレンジしてみてくださいね。
これで、お散歩で泥の中に入ってしまったり、たくさん汚されたりしても飼い主のあなたが気を落とすことはありませんね!
汚れてしまったらいつでもシャンプーをして、きれいなさらさらわんちゃんでいて下さい。お散歩で皆にほめられるかもしれませんよ~♪
長い記事を読んでくださってありがとうございました。
あなたとその隣にいるわんちゃんがもっともっと両想いで幸せになりますよう、願っています!