犬に人間用シャンプーや普通の石鹸は薄めれば大丈夫?犬用シャンプーとの違いは?

犬 シャンプー 石鹸

わんちゃんのシャンプーは、なかなか労力が必要ですよね。
シャンプーが苦手なわんちゃんだったり、犬用シャンプーを切らしていると気分も下がってしまうもの。

そもそも、犬に人間用シャンプーを使用しちゃダメなの?
人間用シャンプー犬用シャンプーって何が違うの?
普通の石鹸は使っても平気なの?

など、わんちゃんをシャンプーする時の使用する用品の疑問についてお応えします。
これを読んで、わんちゃんを気兼ねなくシャンプーする手助けになればと思いますので是非参考にしてくださいね!

犬に人間のシャンプーは使用してはいけない

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犬用シャンプーが無かったからと言って、犬に人間用シャンプーを使用してはいけません
その理由は5つです。

1、犬と人間では肌のpHが違う
2、犬と人間では肌の構造割合が違う
3、シャンプーの目的が違う
4、皮脂組成が違う
5、犬にトラブルがあっても自己責任

では、一つずつ見て行きましょう。

1、犬と人間では肌のpHが違う

人間の肌のpHは弱酸性です。
CMなどで聞いた事があるのではないでしょうか。

一方で、犬の肌は中性~弱アルカリ性です。
このpHの数値に差があればあるほど、化学反応を起こしてしまいます

犬の中性~弱アルカリ性の肌に、弱酸性の肌に合った人間用のシャンプーを使ってしまえば肌の油分が必要以上に流れ出てしまったり、皮膚トラブルの原因になりかねません。

2、犬と人間では肌の構造割合が違う

人間も犬も皮膚は「表皮・真皮・皮下組織」の3つの構造で成り立っています。
犬は体全体が毛で覆われているので皮膚も強いイメージがありますが、それは違います。

人間は、外界に触れる「表皮」と呼ばれる部分の層が10~15層と重なっているのに対し、犬の表皮層は2~3層ほどで、人間の5分の1しかありません
毛が皮膚を守ってくれているために、人間よりも皮膚が薄くても大丈夫なのですね。

皮膚だけを比べると、犬は人間よりも皮膚の層がかなり薄く、刺激に弱いのです
人間は進化の過程で体毛を薄くしてきたので、その分皮膚が厚いのですね。

3、シャンプーの目的が違う

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人間のシャンプーは、頭皮に合わせた配合になっています。
頭皮には油分が多く、汗もかいているために、刺激が強めになっています。

犬のシャンプーは、皮膚と被毛に合わせた配合になっています。
犬は体全体に皮膚に汗腺がなく、汗の成分はありません。
(汗腺があるのは、足の裏の肉球だけです)

また、人間と違って犬は皮膚の表面に皮脂がそれほどありません
人間のシャンプーを犬に使って必要以上に皮膚の油分を奪われてしまうと、皮膚がカサカサになって皮膚トラブルが起きやすくなってしまいます。

4、皮脂組成が違う

人間と犬の皮膚を覆っている皮脂の種類が全く違います

犬  … コレステロールエステル・ワックスエステル類(80%)、コレステロール(10%)、脂肪酸(6%)、その他(4%)
人間 … 遊離脂肪酸(25%)、トリグリセリド(25%)、モノ・ジグリセリド(10%)、スクワレン(5%)、コレステロール(1.5%)、コレステロールエステル(3%)、ロウエステル(20%)

加えて、犬の皮脂は皮膚表面に残っている事は少なく、被毛部分に多く分布しています

人間用のシャンプーを使用すると、犬に必要な皮脂までも洗い流してしまうことになりかねません。

5、犬にトラブルがあっても自己責任

「人間用シャンプー」と商品に記載があるにも関わらず、犬に使用してしまい、犬に重大な皮膚トラブルが起こったとします。
その場合、犬が皮膚を異常に痛がったり赤く腫れたりするなどの症状を訴えても、犬に犬用シャンプーを使用しなかったあなたの責任になります。
もしかしたら、犬に隠れていた皮膚病が悪化して、動物病院に一生通院せざるを得ない状態になるかもしれません。

人間用シャンプーは当然ながら犬に使われる事を予想していません。
どんなトラブルが起きるかわからない危険な冒険を飼い主のあなたが選択するなんて、犬に可哀そうだと思いませんか?

人間用石鹸、犬に薄めて使うのも△

犬 シャンプー 石鹸
人間用の石鹸は、各社様々な成分が入っています。
スクラブ効果があるクレイや、アボカドを使った植物オイル、合成添加物を使った安い物、殺菌・防腐剤や合成香料、タール系色素などなど。

人の肌には、クレイは効果がありますが、皮膚の角質が薄い犬には絶対に使ってはいけないものです。
犬の皮膚が傷ついてしまうほか、クレイの粉が被毛に残って舐めてしまったり吸い込んでしまったりと悪影響がたくさんあります。

植物オイルは人間の肌には優しく、石鹸に配合されていると高級な感じがしますが、犬にとっては全くの別物です。
人間と犬の皮脂組成は全く違うものなので、人間にとって肌に優しいものが犬にとって肌に優しいとは限りません
犬に人間用の石鹸で不飽和脂肪酸を大量に含む植物オイルを使用した場合は、犬の被毛に大量に油脂が残ってしまい、皮膚に細菌が繁殖する原因になりかねませんよ。

ただし、人間用石鹸で成分表示もシンプルなものは、個体差がありますが使用してみてもいいかもしれません。
それは、犬用シャンプーは成分表示の明確な定義がなく、犬の皮膚の事を考慮しておらず安かろう悪かろうのものも存在するからです。

手作り石鹸で犬のシャンプーをするのも大丈夫です。
それは、犬用シャンプーでも人工的につくられた合成界面活性剤が使用されていると、犬の皮膚バリア―を必要以上にはがしてしまう事があるから。
手作り石鹸なら、無添加で自然のものだけを利用して作りますので、犬の皮膚組成を考えたものであれば安心ですね。

最後に

いかがでしたか?

犬用シャンプーが無くなったからと安易に人間用シャンプーを使ってはいけない事が分かって頂けましたでしょうか。
暑い季節や、散歩をたくさん楽しんだ後は、わんちゃんを綺麗さっぱりしてあげたい物ですよね。
わんちゃんにピッタリの犬用シャンプーを使って快適な生活を楽しみましょう!

長い記事を読んでくださってありがとうございました。
あなたとその隣にいるわんちゃんがもっともっと両想いで幸せになりますよう、願っています!

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