その犬のフケ!間違ったシャンプーが原因?フケ予防・対策におすすめのシャンプー

犬 フケ シャンプー

わんちゃんのシャンプー、トリミングサロンで毎回行うのはちょっと値段が張ってしまうのでご自宅で行っている方はたくさんいらっしゃいますよね。

でも、ご自宅での間違ったシャンプーによって、わんちゃんに「フケ」や「かゆみ」など皮膚のトラブルが起きる事があります。

今回は、わんちゃんにとって正しいシャンプーの仕方や、フケ予防対策にオススメのシャンプーをご紹介しますよ!
ぜひ参考にしてみて下さいね。

わんちゃんのシャンプー、頻度はどれくらい?

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わんちゃんのシャンプーの頻度、どれくらいが正解だと思いますか?

・1ヶ月に1回?
・1週間に1回?
・それとも人間のお風呂と一緒で毎日?

 

皮膚トラブルなど起こっていない場合、2~8週に1回が最適だと言われています
週の長さに幅があるのは、そのわんちゃんの毛の長さ汚れ具合肌の体質によるものです。

うちのわんちゃんも、1か月を過ぎたあたりからなんとなく臭いにおいが漂ってきていたので、4週を過ぎたあたりでシャンプーを行っていました。

わんちゃんの皮膚は薄い

人間の皮膚と違って、わんちゃんの皮膚はとても薄くできています

人間は皮膚の表面に毛が無くなる代わりに、皮膚そのものを厚くして丈夫にしてきました。
わんちゃんは、皮膚の表面に被毛があるため、皮膚を厚くする必要がありませんでした。

皮膚は外側から表皮→真皮→皮下組織となっていますが、人間はこの表皮が10~15層ほどあるのに対し、わんちゃんは2~3層程度しかありません。

わんちゃんは外部からの多くの刺激を表面にある被毛で防いできました。
しかし、シャンプーなどは直接皮膚に当たるので、シャンプーの仕方やシャンプー剤を選ぶ時には注意が必要です。

間違ったシャンプーは皮膚トラブルに

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わんちゃんの皮膚がカサついてフケが出ているからと、何度もシャンプーをしてしまったりしていませんか?
わんちゃんの皮膚がカサついている原因は、シャンプーのし過ぎかもしれません。

皮膚には、古い表皮の角質層がはがれて新しい角質層が出来る「ターンオーバー」という周期があります。
角質は、古い表皮が集まってできていて、外部からの刺激から守ってくれる大切な役割を果たしています。

シャンプーのやり過ぎは、この角質層が完全に出来上がる前に皮膚表面からはがしてしまいます。
そうなると、皮膚を守るバリア機能がうまく働かず、刺激がどんどん皮膚の中に入ってしまって、フケかゆみ赤みを帯びてきたり,脂質がしみ出したりなどと言ったトラブルを抱える原因になります。

このフケや脂質は細菌カビ酵母などの格好の餌になりますので、二次感染を起こしてさらに皮膚トラブルがひどくなる場合もありますので注意が必要です。

また、シャンプーをした後、しっかり乾かさないと被毛に湿気が溜まり、皮膚トラブルの原因になります。
生乾きだとタオルが臭ってくるのと一緒で、雑菌がわんちゃんの皮膚に繁殖してしまう可能性も。

シャンプーを行った後は、しっかりとタオルで水をふき取った後、ドライヤーとコームを使ってすっきりきれいに乾かしてあげて下さい。

被毛が多いわんちゃんは、毛が乾いたと思っても、皮膚の中が濡れている事があります。
乾いたと思ったら、毛をかき分けて手を皮膚に当ててみて、きちんと乾いているかどうかを判別してくださいね。

わんちゃんのフケ、シャンプーで解決できる?!

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わんちゃんにフケが出てしまった場合、シャンプーで解決できるのでしょうか。

実は、フケの原因はわんちゃんによってそれぞれ違います。

  • マラセチアなどの常在菌がわんちゃんの抵抗力が落ちる事によって皮膚に悪さをしている場合
  • 真菌などのカビがかゆみを引き起こしてフケが出てしまう場合
  • シャンプーのし過ぎでターンオーバーが狂ってしまいフケが出ている場合
  • ストレスで皮膚に異常が出てしまう場合

などなど。

また、フケが出ている時は、わんちゃんに隠れた病気が見つかる可能性もあります。
自己判断でシャンプーを変えたりせずに、まずは動物病院でフケの原因を調べてもらいましょう。

フケ予防・対策にオススメのシャンプー4選

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フケが出た場合、動物病院で診断をしっかり受けてから処方されたシャンプーを使用するのが一番です。
シャンプー剤の種類やわんちゃんの皮膚の状態によって、洗い方や頻度が異なりますので、動物病院で良く相談してください。

いずれにしても、フケが出ているという事は何らかの皮膚トラブルがあるということ。
そんな時、フケ対策にオススメのシャンプーを4つ紹介します。

①ノルバサンシャンプー

殺菌・抗菌作用があるクロルヘキシジン酢酸塩を配合したシャンプーです。

わんちゃんに多いマラセチア皮膚炎や表在性膿皮症,真菌症に効く薬用シャンプーですが、普段から皮膚病予防としても使用できる低刺激のシャンプーです。
皮膚の殺菌・消臭作用があるのが嬉しいですね。

また、リンスも入っていますので、シャンプー後にリンスをしなくてはいけない手間も省けます。
皮膚のコンディションも整えてくれますよ。

こちらは薬用シャンプーですので、あなたのわんちゃんの皮膚状態によって使用方法や頻度が異なります。
獣医さんに相談しながら最適なシャンプーの仕方を聞いてみて下さいね。

②アデルミルシャンプー

アトピー肌で皮膚がカサついている敏感な肌のわんちゃんに安心なシャンプーです。
シャンプーの中に必須脂肪酸を含んでいるので、アトピーによって荒れてしまった皮膚の表面のバリア機能をサポートしてくれます。

石鹸成分を含まない、低刺激のシャンプーです。

③オーツシャンプー

オーツ麦から抽出した天然成分が入ったシャンプーです。
オーツ麦は皮膚に良いとされていて、皮膚のかゆみに効果があり、保湿,保護の役割も果たします。
皮膚の水分が失われるのを防いでくれますので、フケ防止にも役立ちます。

汚れを落としてくれますが、余分な皮膚の脂を落としすぎないのが特徴で、週に2~3回使用しても大丈夫です。

④A.P.D.Cティートリーシャンプー

植物由来のナチュラルな製品です。
オーストラリアでは抗菌剤として使用されているティートリーを配合して、皮膚の殺菌効果が期待できます。

天然のアロエベラが皮膚を保湿してくれるので、皮膚の状態を良好に保ってフケを防止できます。

これら紹介したシャンプーですが、動物病院で取り扱っている物もあります。
皮膚トラブルが落ち着いているにもかかわらず、ずっと使い続けるとあらたなトラブルになりかねません。
いったんフケやかゆみが落ち着いたら、通常のシャンプーに戻すことも考えてみて下さいね。

最後に

いかがでしたか?
フケがあるからシャンプーしなくちゃ!と思っている方も、実はそのシャンプーのせいでフケが出ている可能性がある事をお分かりいただけましたでしょうか。

皮膚トラブルは見ているこちらも辛いものですね。
正しいシャンプーをして、フケ予防を行って下さいね!

長い記事を読んでくださってありがとうございました。
あなたとその隣にいるわんちゃんがもっともっと両想いで幸せになりますよう、願っています!

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