お散歩をしているといろんなワンコに会います。
中にはまだ若いのに白髪の多い子や、逆にツヤツヤのきれいな毛並みなのにもうけっこうなお年寄りだったり。
年齢だけではなく、犬種によっても違いがあるようです。
ここでは、年齢や犬種による白髪のこと、また、大切なワンコが少しでも若々しくいられるための白髪対策と注意点についてお話しします。
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犬の白髪の原因NO.1は加齢!
犬が白髪になる一番の原因は、加齢によるものです。
では、何歳くらいから、白髪が見え始めるものでしょうか。

犬の白髪と年齢の関係
犬が白髪になる年齢は、だいたい7歳前後からちらほら見られることが多いようです。
7歳というと、人の年齢に換算して小・中型犬で約44歳、大型犬で54歳くらいになります。
中には早い犬だと、3歳くらいからみられる場合もあります。
(人間に換算すると、だいたい30歳くらいです)
犬種によっても、白髪のなりやすさは違う!
どうやら白髪になりやすい犬種があるようです。
- 大型犬…ゴールデンレトリバーやラブラドールレトリバーなど
- 中型犬…柴犬など
- 小型犬…トイプードルなど
特にトイプードルの場合、生後数ヶ月で退色(毛色がだんだん薄くなる)が始まることもあります。
これに関してははっきりとした原因が分かっていないのですが、遺伝子上の問題で自然現象のようです。

犬の白髪対策
家族の一員である愛犬が、1日でも長く若々しくいられるためにも、飼い主さんができることを考えてみましょう。
ストレスをためさせない
これは、私たちがまず一番先に心がけたいことですね。
愛犬の立場になって、様々な環境を考えてあげることが必要です。
それは決して甘やかすのではなく、「共存」という目線で犬たちに寄り添ってあげましょう。
十分な運動やお散歩、適量の食事・おやつ、飼い主さんとのふれあいなど、一度見直してみてもいいですね。
バランスの良い食事
もし白髪が気になるようでしたら、食事やおやつに、白髪対策に効果的な栄養素を取り入れてみてもいいかもしれません。
上記でも解説しましたが、「チロシン」という栄養素は白髪対策に良いといいます。
チロシンは、タンパク質の多い肉・魚・乳製品・納豆など豆腐製品に多く含まれます。
カボチャの種にはチロシンが豊富に含まれているので、おやつにカボチャの種を少量与えるのもおすすめです。
ただ、与えすぎには注意しましょう。
また、血行不良を防いで健康維持のためにも、1日の栄養バランスが偏らないように気にかけてあげましょう。
5~6歳後になったら低脂肪低カロリーのフードや、皮膚や被毛に良いオメガ脂肪酸を含むフードに切り替えてあげることも効果的だといいます。
マッサージ
犬へのマッサージは、白髪対策としての血行促進や老化防止以外にも、多くのメリットがあります。
犬のマッサージで期待できる効果を、いくつかあげてみました。
- 皮膚と被毛の清潔を保つ
- 体をいっぱい触ってあげるので、体の異状にも早く気づいてあげられる
- 子犬の場合、飼い主さんと触れ合うことでしつけもしやすくなる
- 老犬の場合、日頃の運動不足の解消、筋肉の衰えを遅くする、床ずれ防止
犬のマッサージにも、いろいろな種類がありますね。
最近では、犬のマッサージ専門店やドッグスパなど、なんだか高級で難しそうなものもあります。
でも、愛犬とのふれあいの意味でも、ご家庭で飼い主さんがやってあげることをおすすめします。
ブラッシングによるマッサージやリンパマッサージ、揉みマッサージ(親指と人差し指、中指で首や背中、愛犬の喜ぶ部分をもんであげる)など、ご家庭で簡単にできるものもたくさんあります。
リンパマッサージのやり方が、わかりやすく説明されている動画です。
もこもこの黒柴ちゃんが、とても気持ち良さそうですよ!
↓↓
ちなみに、どのマッサージも、最初に頭からしっぽまで全身をやさしくなでてあげることから始めるといいみたいです。
犬の白髪の注意点!!
白髪に関しての注意点です。
白髪は抜かないようにしましょう。
白髪を抜くことにより、毛根や皮膚を痛めてしまい、場合によっては皮膚の炎症の原因にもなることがあるそうです!

こうして見てみると、加齢については生きている以上仕方のないことですが、意外に私たち飼い主が工夫をすることで、ワンコが白髪になるのを遅らせたり若々しくいさせてあげることができそうです。
最近では犬用の白髪染めなんていうものがあるんだとか。
うーん。。。いろいろ考えさせられますね。