忙しい朝でも手軽に調理できるハムやウインナー、ベーコンなどの加工肉は、人にとってはとても馴染みのある食べ物です。
お皿の上に乗っている加工肉をうらやましそうにワンちゃんが見ていたら、ついついあげたくなってしまいますよね(´・ω・`)
犬にハム・ウインナー・ベーコンを食べさせてもいいのでしょうか?
もし大丈夫な場合、食べさせる時に注意することはあるのでしょうか?
そんな疑問にお答えいたします。
犬は、加工肉を食べても大丈夫?
人間用に作られている、ハム・ウインナー・ベーコンなどの加工肉は食べさせてはいけません。
理由は、加工肉にはたくさんの塩分が含まれているからです。
犬は人間とは違い汗を「舌」でかくと言われていますが、塩分を過剰に摂取すると舌が塩分過多状態となり、汗の調節機能ができなくなってしまうのです(ノ◇≦。)
そうすると、犬は体温をうまくコントロールすることができず、免疫力が低下してしまいます。
さらに、過剰に塩分を摂ることで以下の病気を引き起こす危険性もあります。
【塩分過多により引き起こす病気】
- 腎臓病
- 高血圧
- 心臓病
- 皮膚が痒くなるなど
人間用の加工肉は、ワンちゃんには絶対に与えないようにしてください(・ω・;)
犬が食べられるハム・ウインナー・ベーコンがある!?
ワンちゃんには、ハムやウインナー、ベーコンなどの加工肉を食べさせられないのか・・・
ちょっと待ってください!
実は、犬専用の加工肉製品があるんですヾ(。>v<。)ノ゙
見た目は、普通のソーセージと変わりません♪ワンちゃんも嬉しそうヾ(*・∀・)/
今日で8才になりました▽^ェ^▽ ワン!
犬用ソーセージで娘が八才とハートを作ってくれました。わるかしら? pic.twitter.com/6tDmXYKz9z— トムトム (@h_tomtom) August 13, 2016
犬用のソーセージやハム、ベーコンには塩分がほとんど含まれていません。
そのため、ワンちゃんも安心して食べられるのです。
ワンちゃんに加工肉を食べさせる時は、ワンちゃん専用のものを選びましょう!
ハム・ウインナー・ベーコンなどを食べさせる時の2つの注意点とは?
ワンちゃんでも食べられるハム・ウインナー・ベーコンがあることがわかりました。
しかし、犬用の加工肉であっても注意しなければいけないポイントがあります。
注意点 その1:添加物が含まれているかどうか
ものによって多くの添加物が含まれている場合があります。
いつも食べているドッグフードにも言えることですが、パッケージの裏面を確認して、添加物が含まれていないかどうか確認しましょう。
添加物を摂取するとどのような危険性があるの?
ハム・ウインナー・ベーコンなどの加工肉に用いられることがある添加物は、ワンちゃんに以下のようなリスクを与えることがわかりました。
《加工肉に使われることが多い添加物》
◯亜硝酸ナトリウム
お肉の色を鮮やかに見せる効果のある添加物です。
ワンちゃんが摂取すると、体内で「ニトロソアミン」という発がん物質に変わってしまいます。
◯着色料
「赤色3号」や「青色2号」などと記載されていることもあります。
摂取することで、じんましん、肝臓障害、貧血を起こしてしまいます。
◯ソルビン酸カリウム
防腐剤として使用されています。
摂取することで、肝臓障害や発育不良を起こすことがあります。
大切なのは表面のパッケージではなく、裏面の成分表示です!(・ω・;)
人間のソーセージではなく、、、犬用! pic.twitter.com/kJIVTGgZbO
— ishioishi (@show_lie) May 4, 2016
注意点 その2:加工肉を必要以上に与えていないか
犬用のハム・ウインナー・ベーコンで、添加物が入ってないものであることも確認したからバッチリ♪なんて油断は禁物です。
必要以上に食べ過ぎてしまったら、肥満などのリスクになりかねません。
それでは、1日にどのくらいの量を食べさせればいいのでしょうか?
答えは、ワンちゃんの体重の2%ほどの量です。
例えば、2kgのワンちゃんだったら、1日40gが目安の量となります。
この時、加工肉と一緒に野菜を合わせてあげると良いでしょう。
野菜に含まれる酵素がお肉の消化吸収を助けてくれるからです。
ハム・ウインナー・ベーコンは、ワンちゃんにとって普通のお肉に比べても食べやすい食材だと思います。
しかし、食べさせる量や加工肉を構成する成分表示に注意しないと、ワンちゃんに害を及ぼします。
飼い主さんがしっかり確認してから、与えるようにしましょう(。>v<。)