おからは、何から出来ている?と聞かれたら「豆腐を作るときに出来る豆乳の搾りかす」と答えられる方は、多いと思います。
では、効能やワンちゃんに与えたい時の適量って?っと聞かれると、どうでしょう。
おからといえば、ダイエットくらいしか浮かばないなぁという方もみえるんではないですか?
効能や適量を考えながら、わんちゃんに与える方法を考えて行きたいと思います。
今回のテーマは、「犬はおからを食べても大丈夫?効能や適量・おすすめの与え方についても」です。
犬はおからを食べても大丈夫?
ペットショップに行くと、犬用の「おからクッキー」や「おからのケーキ」が売っているのを見かけたことはありませんか?
「飼い主さんも一緒に食べられます!」って、書いてある商品も並んでいます。
その点からも、絶対与えてはイケナイ食べ物でないことは分かりますね。
けれど、どんな食べ物もそうですが、「アレルギー症状」の出てしまうワンちゃんは必ずいます。
うちのワンちゃんは、大丈夫!っと思うのではなく、初めて与えるときは特に慎重になってくださいね。
アレルギーになると、こんな症状
- 急に肌が弱くなった
- 毛がたくさん抜ける
- 皮膚が赤くなって、かぶれている
- 下痢
- 嘔吐
このような症状が現れたら、すぐにおからを与えるのを中止して獣医に相談してください。
アレルギー以外にも、注意すること
ワンちゃんは、消化できる消化できないにかかわらず、とりあえず食べちゃう子が多いようです。
食べるから消化できていると勘違いしてしまう飼い主さんも、多くいらっしゃいます。
少し話がそれますが、、、。
ワンちゃんは、グリーンピースや角切りのニンジンなどの形状が残っている植物性の食材は完全な消化はできません。
「うちのワンちゃんは、角切りニンジンとか食べさせてダイエットに成功した!」なんて話がでたならば、それは消化不良を起こして痩せているので健康な痩せ方ではありません。
話がそれたので、戻しますね。
過剰摂取すると?
ワンちゃんは与えられると、与えられた分だけ食べちゃう子が多いので過剰摂取になってしまうのです。
過剰摂取させると、、、。
- 肥満に繋がります。
- 肝臓や胆のうに負担がかかります。
肝臓の数値が急激に高くなると、痛みで気を失うほどです。
我が家の場合食べ物のせいではないですが、急性肝炎で倒れたときの肝臓の数値が「344」でした。
犬の正常値は「12~118」という数値です。
我が家のワンコの正常な時の数値は、毎年の健診で「19」でした。
いつもの数値が分かっているから、治療がしやすいと獣医は言ってくれました。
普段からワンちゃんの肝臓の数値が、どの辺りなのか覚えておくと良いですね
おからの脂質
おからの脂質って、気にされた事ありますか?
食品の成分表の所に表示されているので、おからと比較してみますね。
- おから
脂質:3.6グラム - 鶏もも肉(皮なし)
脂質:3.9グラム - 子牛バラ肉
脂質:3.6グラム - 鶏ささみ
脂質:0.8グラム
鶏のささみに比べると、おからの方が脂質が多いって驚きませんか?
お値段を考えると、おからの方がそれは安いです。
ですが脂質をあまり与えたくないけれど量は増やしてあげたいと思われる場合は、おからを減らして鶏のささみを増やすというのも良いかも知れませんね。
おからの効能や犬に食べさせる場合の適量
おからの効能
繊維質を利用して消化管の運動量を増やして、内臓脂肪を消費させます。
犬に食べさせる場合の適量って?
- 小型犬で、小さじ0.5杯~1杯。
- 大型犬で、大さじ1~2杯まで。
- 超小型犬などは、デミスプーンで0.5杯~1.0杯と言われています。
思ったより、すごく少ない!と思いませんか?
人間なら一口にもならない量が、適量なんですって。
おからの量をたくさんあげてしまう飼い主さんが増えて、動物病院に運ばれてくるワンちゃんが増えているそうです。
飼い主さんを信じて与えてくれるものは大丈夫!と思って、ワンちゃんは食べちゃうわけですから量もしっかり管理してあげましょう。
犬へのおからのおすすめの与え方
ドックフードに混ぜてもいいですが、適量が少量なのでおやつに変身させるのをおすすめします。
おからクッキーを、手作りしてはいかがですか?
特にクッキーは、まとめて焼いておいて保存出来ます。
おからクッキー
- 生おから 大さじ5
- 薄力粉 大さじ8
- 無糖のヨーグルト 大さじ3
以上をすべて混ぜ合わせて、ひとまとめにします。
手の腹の所で、押すようにして混ぜて行きます。
好きな形に抜くか、円柱を作り切って一口クッキーサイズに包丁でカットしましょう。
オーブンかトースターで、5分ほど焼いたら出来上がりです。
焼く前の生地をラップでくるんで冷凍しておいて、食べさせる分だけ焼くのもOKですよ。
冷凍しておくときは、円柱状にまとめておいて焼こうと思う分だけカットすると楽だと思います。
このおからクッキーを砕いて、カッテージチーズと混ぜ合わせたものが大好きな友人宅のワンちゃんたちがいます。
我が家のワンコは興味なさそうでしたので好みの問題もあるかもしれませんが、おからクッキー&カッテージチーズまぜまぜは、好きなワンちゃんが多いです。
カッテージチーズは少量ならワンちゃんも食べても大丈夫なチーズですので、是非お試しください。