犬はみかんを食べてもいいの?下痢や嘔吐する危険性があるって本当?
こたつにみかんは日本の風物詩とも言える光景ですよね。
ワンちゃんとまったりしながらみかんをシェアできたら・・・きっとささやかな幸せを感じることに違いありません。
みかんに向かって鼻をクンクンされたらきっと、食べさせちゃうかも・・・
しかし、みかんと言えば犬に食べさせてはいけないという話を聞きますよね。実際どうなのでしょうか?ビタミンCが豊富だから問題ないと思われる方もいるかもしれません。
そこで、この記事では
- 犬はみかんを食べてもいいの?
- みかんの皮をあげてはいけないの?
- 食べるときに気をつけることは?
についてご紹介したいと思います。
みかんは「実」の部分だけ食べれば栄養満点!
みかんは丁寧に皮と甘皮を取り除いてあげれば食べても問題ありません。
むしろ、犬にとって嬉しい栄養がたくさん詰まっています。
みかんに含まれる栄養素の一例は以下の通りです。
・ビタミンB群
・ビタミンC
・ビタミンE
・カリウム、ミネラル類
・鉄
・亜鉛
・カルシウム
・マグネシウム
・クエン酸
・β−カロチン
・β−クリプトキサンチン など
その他にも体に嬉しい栄養素がたくさん詰まっています!
よく風邪をひいたら、お母さんがみかんを食べなさいなんて言いましたが、理由がなんとく解かりますね。
この栄養素たちは犬にどんな効果をもたらしてくれるのでしょうか。
みかんにはどんな効果があるの?
具体的には以下のような効果があります。
・ガン予防
・免疫力UP
・疲労回復
・整腸作用
・利尿作用
・貧血防止
・老化防止 など
その他にも、水分補給にみかんは持ってこいの食べ物と言われています。
特に夏の暑い日や、水をあまり飲まないといった際は、水よりもみかんを与えた方が、水分と栄養素を併せて摂ることができるのでおすすめです。
また、みかんに含まれるカリウムには利尿作用があるため、塩分を体外に排出してくれたり、クエン酸が免疫力を高め、糖質がエネルギーとなり、葉酸が貧血を予防してくれます。
まさに万能フルーツですね!みかんは、体調がすぐれない場合にも与えてあげたい食べ物なんです♪
1日どのくらい与えていいの
1日の目安は10gほどと言われています。みかんの1〜2房までなら与えても良いということです。
実は、犬は人間とは異なりビタミンCを自分で生成する機能が備わっています。
そのため、みかんをたくさん食べてビタミンCを摂らせなければいけないといったことはありません。
逆にビタミンCを摂りすぎてしまうと、下痢や嘔吐をしてしまいます。
また、ミカンは犬に消化に悪い食べ物と言われており、みかんの粒などが便としてそのまま排出されることもあります。
犬の味覚は人に比べると鈍いと言われています。
私たちがみかんは甘い♪と感じていても、犬にとってはそれほど甘味を感じることはないでしょう。
それでも、水に比べて口あたりがいいので与えると喜ぶワンちゃんも多いのです。
この動画では、みかんを見せた瞬間とても嬉しそうにしているワンちゃんが見られます( ´ ▽ ` )ノ
どうして皮や甘皮はあげてはいけないの?
理由はみかんなど、柑橘系の果物の葉っぱや根っこや皮に含まれるアクリドンという成分が、犬にとって毒があるからです。
アクリドンを体内に入れてしまうと、中毒を起こして、下痢や嘔吐を起こしてしまいます。
また、みかんの皮には防カビ剤やツヤ出し用のワックスが塗られているものがほとんどのため、皮ごと与えてしまうと薬物も一緒に体内に摂り込まれてしまうので注意が必要です。
実の部分は食べてもいいのに、皮は与えてはいけないなんてもどかしい気もしますが、みかんは実だけ与えると心得ておかなればなりませんね。
もし、いつもの散歩道にみかんや柑橘系の果物の木がある場合は気をつけてくださいね。
根っこや葉っぱを誤って食べたり舐めたりしてしまう危険性があります。
みかんの与える上で注意すべきこと
犬がみかんを食べ過ぎてしまうと、消化不良を起こして下痢や嘔吐の危険性がありますので、日に与える目安の量を必ず守りましょう。
稀にみかんアレルギーを持った犬がいます。
その場合、下痢や嘔吐の他に蕁麻疹が出たり、毛が抜けるといった症状が出ます。異変を感じたらすぐに動物病院へ連れて行ってください。
みかんを与えるときは、常温のみかんをあげてください。
犬は腸が弱いので、冷やしたものを与えてしまうと腸を壊してしまいます。
手に持ったときに冷たいと感じたら、少し手で温めるなどしてから与えてくださいね♪