キッチンで炊きたての白米をポロっと床に落としてしまった時、我が家のワンコはぺろっと食べてしまいました。
そうしたら、そのお米の甘さが美味しかったようです。
それからというもの、ご飯が炊きあがるとキッチン前で淡い期待を抱きながら待つようになりました。
お米は人間の離乳食にも使われるくらいだから大丈夫だろうな、と何も気にもしなかったのですが、いったい犬が白米を食べても特に問題ないのでしょうか。
ここでは犬にとっての白米のメリットと気になるアレルギーのリスクについて、また食べさせる際の注意点、与え方をみていきます。
白米は与えても大丈夫!
もちろん炊いたお米に限りますが、白米は犬にも与えて大丈夫です。
白米は、栄養がバランス良く含まれた優れた食品です。
また、小麦よりもアレルギーも起こりにくいため、お米や玄米の含まれたドッグフードも多く販売されています。
白米を食べることでの、犬へのうれしい効果(メリット)
白米の栄養素
白米に含まれる栄養素とその働きを見ていきましょう。
- 糖質(77%を占める)…体内で早くエネルギーに変わって、脳や血液・筋肉の動力源となる
- タンパク質…血や肉などを作る
- ビタミンB1…神経機能と脳を正常に保つ
- 食物繊維…腸内環境を整え便通が良くなる
- 鉄分…全身に酸素を供給する、代謝をよくする
- カルシウム…骨や関節を強化したり神経の働きを整える
- 犬が白米を食べることでの効果
上にでてきた栄養素が作用して、こんな効果が期待できます。
- 老化防止
- 疲労回復
- 脳の活性化
- 神経機能を正常にする
犬に白米を与える時に注意したいこと
うれしい効果の多い白米ですが、与え方を間違うと下痢や肥満の原因となってしまいます。
味付けは薄く。もしくはしない。
ご飯だけでは味気ないかも、と味付けする必要はありません。
お米だけでも十分甘いので、犬は喜んで食べます。
余計な味付けをして、他の病気のリスクを高めるのはやめましょう。
柔らかく炊いたものを与える
犬の体は人間の体の作りと違い、食物繊維の消化がとても苦手です。
そのため、柔らかく炊たものを与えるようにしましょう。
量は少量
白米に慣れていない犬は、うまく消化できずに下痢をすることがあります。
そのため、初めて白米を食べるという犬には、様子を見て少量から与えていきましょう。
炭水化物で太りやすいということもありますので、少量厳守をおすすめします。
こういった理由から、日々のおやつ代わりとしてあたえることも避けた方が良いでしょう。
糖質制限のある犬は摂らないように。
白米は糖質が77%も含まれています。
糖質制限をしなければいけない犬は、白米を控えましょう。
白米でアレルギーはあるの?
白米は小麦よりもアレルギーは少ないのですが、ごくまれにお米でアレルギーを起こす犬もいます。
少量食べさせて、体をかゆがったり目の充血、嘔吐、下痢、皮膚の赤みなどのアレルギー症状が出ないか様子を見てあげましょう。
アレルギーの疑いがある場合は、病院で調べてもらいましょう。
玄米などの雑穀も与えて大丈夫?
玄米や雑穀米は、白米よりも栄養価が高いのですが、白米よりもアレルギーを起こしやすいものです。
少し食べさせてみて平気そうなら、白米に少量混ぜ込む程度で使ってみても良いかもしれません。
犬への白米の与え方のヒント
普段ドッグフードを食べている犬であれば、お米を日常的に与えないようにしましょう。
炭水化物過多を防ぐために、食欲不振や体調改善のときの特効薬として必要な時に与えることをおすすめします。
人間もお腹を壊した時に、胃腸を休めておかゆで栄養補給をしますよね。
犬にも同じように、下痢の時に白米をおかゆにして与えると有効です。
ドッグフードとの併用
いつものフードの上に、つぶした納豆とおかゆのように柔らかく炊いた白米をのせてあげるご飯です。
もちろん味付けはしません。
《分量》
フード いつもの3/4量程度
ごはん 柔らかく炊いたものを、
・5kgくらいの小型犬で20g程度
・10kgくらいの中型犬で30g程度
・20kgくらいの大型犬で60g程度
納豆 食べやすくつぶしたものを、
・小型犬小さじ1程度
・中・大型犬小さじ2程度
手作りご飯の場合
犬のご飯の栄養バランスの比率は
タンパク質6:穀類2:野菜2 が望ましいとされています。
お野菜とより肉を使った雑炊など、柔らかくバランスもよくおすすめです。
クックパッドにも、たくさん掲載されていました!
こちらからご覧ください。
http://cookpad.com/search/犬%20白米
白米でしたら、毎日のように家でも食べる方が多いと思うので、それがワンコのご飯に活用できたら便利ですよね!
ぜひ、いろいろお試し下さい!