犬はトマトを食べても大丈夫なの?
皮を剥いてあげれば問題ないの?
老化防止や美肌効果のある野菜としてトマトは女性に大人気です。
芸能人がトマトを毎日食べています!とテレビや雑誌で話しているのを聞くこともありますよね。
なんとなく、ワンちゃんにも嬉しい栄養素が含まれているようなイメージはあるけれど・・・
実際はどうなのか調べてみました。
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犬はトマトを食べてもいいの?

ワンちゃんはトマトを食べても問題ありません。
トマトにはβカロテンやビタミンC、ビタミンEが豊富に含まれているため、老化防止や免疫力アップに力を発揮してくれます。
また、トマトに含まれている成分で有名なリコピンは、ビタミンEの100倍の抗酸化作用があると言われています。
ワンちゃんがガンなどの病気をせずに元気でいてもらうために、積極的に摂取したい野菜と言えます。
トマトは約95%が水分なので、ワンちゃんの水分補給としてもオススメな野菜です。
ワンちゃんが水をあまり飲んでいないなという時には、トマトを小さく刻んで食べさせてあげましょう♪
1日どのくらいのトマトを食べてもいいの?
目安は1日15gほどと言われています。トマト1個が150g程度なので、約1/10の量で、プチトマトだと1個半の量に該当します。
意外と少ないように感じますが、トマトは水分が多く、少ない量でも口の中いっぱいにトマトの風味が広がるのでワンちゃんも満足してくれると思います♪
ちなみに、トマトジュースなどの加工品もたくさん売られていますが、ワンちゃんには与えないようにするのが望ましいです。
理由は、トマトの加工品にはたくさんの塩分や食費添加物が含まれているからです。
生のトマトをそのまま食べさせてあげましょう!
生のトマトをパクパク食べる姿はキュンとしてしまいます(≧∇≦)
トマトの皮は剥いてからあげるのがベター
トマトは、皮と実の間に栄養がたくさん詰まっていると言われています。人間が食べるのであれば、皮ごと食べるのが良いでしょう。
しかし、ワンちゃんに食べさせる場合は、剥いてあげる方がベターです。
ワンちゃんにとって体に害のある成分は含まれていませんが、犬は元々野菜を消化するのが得意ではありません。
皮ごと食べさせても、消化出来ずにウンチと一緒に排出されてしまいます。
皮つきのままトマトを食べさせても問題はありませんが、ワンちゃんの食べやすさを考えるのであれば、皮を剥いてからあげる方が良いと思います。
トマトを食べさせる時に注意したい3つのポイント

ポイント その1:トマトに含まれる「ソラニン」に注意!
トマトのヘタや熟す前の青いトマトには、ソラニンという成分が含まれています。ジャガイモの芽に含まれていることで有名ですよね。
食べてはいけないので、必ず芽の部分は取り除いて調理すると家庭科の授業などで教わった方も多いと思います。
しかし、食べるとどうなるのかは知らない方も多いのではないでしょうか。
ワンちゃんがソラニンを摂取すると以下のような症状が出てしまいます。
・下痢
・元気がなくなる など
やっかいなことに、ソラニンは高温で加熱しても残ってしまいます。
トマトのヘタ部分をしっかりと取り除いてから食べさせるようにしましょう。
ポイント その2:食べすぎはカリウムの過剰摂取に繋がる!
カリウムを過剰に摂取すると、下痢や嘔吐をしてしまうという話を耳にしたことはありませんか?
トマトにも100gあたり237mgのカリウムが含まれています。
ワンちゃんが1日に摂取できるカリウムの量は1kgあたり132mgですので、小型のワンちゃんがトマトを半分食べてしまうと1日分の摂取量を超えてしまいます。
適量であれば排出物を体の外に出してくれる効果がありますが、取りすぎると消化不良を起こして下痢や嘔吐の危険性があるので注意しましょう。
ポイント その3:トマトにもアレルギーがある!
トマトにもアレルギーはあります。
あなたのワンちゃんがトマトアレルギーを持っていた場合、以下の症状が出る危険性があります。
・嘔吐
・体を痒がる
・痙攣
・呼吸困難 など
少しでも異変を感じた場合は、トマトを与えるのを止めてください。
トマトアレルギーかどうか心配な方は、動物病院などでアレルギー検査をすることをオススメします。
豊富な栄養素が含まれているトマトは、スーパーで手軽に買える野菜です。
時期を問わずに食べられるのも嬉しいですよね。ワンちゃんの栄養補給になることも間違いありません。
しかし、ワンちゃんによってはトマトの酸味が苦手で食べなくなってしまうこともあるようですので、食べさせる際は、甘みが強いトマトを選んであげることをオススメします♪