愛犬のトイレについての悩みは、成犬になってからも多くの飼い主さんが持っています。
でも、トイレトレーニングって、成犬になってからでも間に合うのでしょうか…
諦めないで!間に合います!!
ここでは成犬になってからのトイレトレーニング法と注意点をお話しします。
また、ミニチュアダックスなどの室内犬を外でトイレさせることについても見ていきましょう。
成犬のトイレトレーニングのポイント!!
「いろんなところにトイレをしてしまう」
「外でしかしない」
…など、愛犬のトイレに関する様々な悩み。
なんとなく、まあいいか、でここまできてしまったという方も多いかもしれません。
しかし愛犬の老後や今後ありうる環境の変化を考えると、一度トイレの習慣について見直してみてはいかがでしょうか。
時間をかけて、気長に根気強く!
大人になってからだと、当然教えるのも大変になります。
犬の立場からしたら、一度覚えさせたことを覆すのですから、ストレスにもなります。
そのため、ゆっくりと時間をかけて、根気強く覚えさせていくことが大切です。
犬目線を忘れずに!
飼い主さん目線ももちろん大事ですが、もっと忘れてなならないのが犬目線。
彼らには今までの習慣と、特に日本犬などはプライドも高かったりします。
犬目線に立ったトイレトレーニングが必要です。
いくつものトイレトレーニングの方法がありますが、ここでは犬目線を大事にしたトレーニングを紹介します。
犬目線での成犬のトイレトレーニング法
ここで紹介するトイレトレーニングは「トイレシーツのある場所に排泄する」ことのトレーニングです。
屋外であれ室内であれ、トイレシーツのある場所に排泄することができるようになります。
トレーニングしてみよう!
●先ずは目標を把握しましょう。
- 「ケージの中でトイレができるようになる」
- 「自分で勝手にトイレに行けるようになる」
- 「室内屋外両方でトイレができるようになる」…など
「愛犬と家庭環境にあった」目標を決めましょう。
ちなみに、様々な飼い主さんのご都合もあると思いますが、一番困らないのは室内でも屋外でもできるようになること。
犬が歳をとって足腰が弱ってきたり、また、何かしらの事情で外出が難しいといった場合に、「外でしかトイレ出来ない子」だと犬も飼い主さんも大変です。
逆に、旅行や長時間の車の移動・入院など周囲の環境の変化があった場合、室内でしかトイレ出来ない子だとトイレの場所に困ってしまいます。
「トイレシーツのある場所に排泄する」のであれば、室内でも屋外でも、トイレシーツのある場所にできるので、様々な環境に対応できます。
●コマンドを教える
これは今まで通りの排泄のやり方で行います。
ただ、「おしっこ」「シッシ」などわかりやすいコマンドを決め、犬の排泄中に「おしっこ、いい子だね!」と声をかけて褒めてあげます。
何度も繰り返し行うことで、コマンドと排泄行為が犬の中で結びつき、そのうちコマンドを聞くとも催すようになります。
●トイレシーツに慣らす
排泄時に、トイレシーツを横に置きます。
排泄物をかけたりせず、ただ犬の横に置くだけです。
これをまた、コアンドとセットで何度も繰り返し、排泄とトイレシーツを結びつけます。
●「トイレシーツに排泄」することを教える
犬がトイレをしたいサイン(床・道の匂いを嗅ぎながらくるくる回る)があったら、トイレシーツを敷いてコマンドを出し、そこで排泄するように促しましょう。
ここでもまだ、場所については犬のやりたい場所で構いません。
トイレシーツにできるようになったら、いっぱい褒めてあげましょう!
●「トイレシーツのある場所に排泄」することを覚える
道や床の上など、トイレシーツを飼い主さんが置いた場所でコマンドを出し、排泄するようにしましょう。
これができればあと少し!
●トイレと散歩を区別できるようにする
散歩前に家の前の屋外でトイレシーツにするようにします。
そうして、「トイレしてから散歩」ということを習慣付けます。
●トイレの場所をずらしていく
外専門だった子の場合は、玄関前→玄関→室内…としてもらいたい場所に少しづつずらしていきます。
参考:「成犬になってからのトイレトレーニング」
ミニチュアダックスなど室内犬でもトイレだけ外でさせることはできる?
この逆で、今まで使っていたトイレトレーを徐々にずらして、外に持っていくようにしてみましょう。
大切なのは、犬にとって違和感なく受け入れられる状態で少しづつ変えていくことです。
成犬のトイレトレーニングに関するエトセトラ
●トイレのサイズは大きすぎず小さすぎず。
犬の体の大きさに合わせて、体がすっぽり入る大きさがベストです。
ただ、日本犬は広いところでトイレをする習性があるので、大きめなトイレを設置しましょう。
●トイレの数は一つだけ?
お家が広い場合は一つである必要はありません。
必要に応じて複数設置しても良いでしょう。
●トイレの床は硬い床で。
犬は足元の感覚でトイレを覚えます。
絨毯など柔らかい床だとわかりにくいようです。
●広い部屋、クレートだとなかなか覚えられない。
まずは小さいところから始めましょう。
成功率が上がってきたら、徐々に広い場所にしてあげると良いでしょう。
●失敗させないことが大事
成功したら、もちろんいっぱい褒めてあげてください。
失敗しても叱らず、無視してすぐに片し、根気強く続けましょう。
●足を上げるのではみ出す
一度足を上げることを覚えてしまうと、しゃがんでするようにはなりにくいといいます。
そのため、足を上げてトイレをしても大丈夫な環境を作ってあげることが必要です。
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●犬種によるトイレの傾向
《トイレを覚えやすい犬種》
- プードル
- シーズー
- ビションフリーゼ
- コーギー
- ラブラドールレトリバー
- シェットランドシープドッグ
- コリー、など
《覚えにくい犬種》
- ダックスフント
- ポメラニアン
- ヨークシャーテリア
- ビーグル
- シベリアンハスキー
- ダルメシアン
- フレンチブルドッグ
- ボストンテリアなど
また、柴犬などの日本犬は、特にきれい好きなので、外でしかしなくなる傾向が強いです。
↓↓子犬のトイレ等のしつけはこちら
人間も、年を重ねると物事の吸収は悪くなっていきますよね。
脳の働きもそうですし、プライドやらそんなものも邪魔してきます。
それはワンコも一緒。
特にワンコにとって飼い主さんはリーダーですので、そんなワンコの純粋な気持ちを大事にしながらトレーニングしたいですね。