犬がクッシング病と診断されたらどう対処・治療すればいい?糖尿病との関連についても

犬 クッシング病 糖尿病

わんちゃんの元気が無く、ちょっとお水をよく飲むなぁ…なんて思って動物病院に相談に行ったところ「クッシング病」と診断されてしまった!

クッシング病って何?
治る病気なの?
糖尿病にも関連してるって聞いたんだけど?

などなど、聞きなれない病名が出てしまうだけで、もう頭の中はパニックになってしまいますよね。

今回は、わんちゃんに起こりやすい「クッシング病」についてお話します
病名や症状を知っておけば、早期発見・早期治療が出来、今後の参考になりますよ!

ぜひ最後までお読みくださいね。

クッシング病とは

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クッシング病という病名は聞いた事が少ないかもしれませんね。
クッシング病とは、体の「副腎」と呼ばれる臓器から分泌されるホルモンの1つ「副腎皮質ホルモン」異常に分泌されてしまう病気です。

副腎は、腎臓の上にある、ソラマメのような形をした臓器です。
とても小さいものですが、ここから分泌されるホルモンは、わんちゃんが元気に過ごすうえでとても大切です。

副腎には、表面の副腎皮質と呼ばれる部分と、内側の副腎髄質と呼ばれる場所があります。

副腎皮質からは、副腎皮質ホルモンの糖質コルチコイド(コルチゾール)鉱質コルチコイド(アルドステロン)が主に分泌されています。
主に、体の血糖値のコントロールをする働きがあるのが糖質コルチコイド体のイオンバランスを整える働きがあるのが鉱質コルチコイドです。

副腎髄質からは、アドレナリンノルアドレナリンが分泌されています。
アドレナリンは聞いた事があるかもしれませんね。
体にやる気をみなぎらせた時に心臓の鼓動が早くなったり、筋肉を収縮させて力が発揮できるようになるホルモンです。

クッシング病は、この副腎から分泌されるホルモンのうち、副腎皮質からの「副腎皮質ホルモン(コルチゾール)」が異常に分泌されてしまう病気です。

クッシング病の原因

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わんちゃんのクッシング病の原因は何でしょうか。
副腎皮質からの副腎皮質ホルモンが大量に分泌されてしまうのがクッシング病。

では、その大量に分泌される原因は主に3つあります。

原因1:副腎に問題があり、制御がきかなくなってしまって副腎皮質ホルモン大量に分泌されてしまう場合。

原因2:副腎に「ホルモンを出しなさい」と命令する脳の「下垂体」と呼ばれる部分の異常で、命令が制御不可能になってしまい、どんどん命令されてしまう場合。

原因3:医原性の場合。

治療薬として使用される「ステロイド剤」の大量投与が原因です。
このステロイド剤は、副腎皮質ホルモンコルチゾールを人工的に合成されているものです。

コルチゾールは炎症反応を抑える大変有効な薬として使用されていますが、大量投与はクッシング病の引き金になってしまいます。
わんちゃんの病気は、この2つ目の脳の下垂体の異常が原因の場合を『クッシング病』と定義している場合もあります。

クッシング病の症状チェック!10個のポイント

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では、クッシング病にかかってしまうと、どんな症状が現れるのでしょうか。

主なもの10個あげておきます。

1、水を良く飲み、おしっこを良くする(多飲多尿)

2、散歩に行きたがらない

3、前ならジャンプできたところで出来なくなる(筋力の低下)

4、ご飯をよく食べるようになる

5、皮膚が薄くなる

6、左右対称の脱毛が起こる(かゆみはない)

7、太ってくる

8、皮膚の色素沈着が起こる

9、よく寝るようになる

10、お腹が膨れてくる(腹部膨満)

 

また、このクッシング病に良くなりやすい犬種として、ミニチュア・ダックスフント,トイ・プードル,ボクサーがあげられています。

クッシング病と糖尿病は併発しやすい

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このクッシング病は、糖尿病を併発しやすいと言われています。
その理由は、クッシング病で異常に分泌されてしまうホルモンの働きにあります。

クッシング病では、血糖値のコントロールをするホルモンが異常に分泌されてしまいます。
その血糖値のコントロールをするホルモンは「コルチゾール」と呼ばれ、体内で血糖が不足すると、“体の中に蓄えてあるエネルギーを糖に変えて下さい”という指令を出すものです。

ご飯を食べて、血液中にたくさんの糖があるにも関わらず、コルチゾールの働きによってどんどん糖が作られてしまいます。
そうすると、糖を体の中に吸収しようとする「インスリン」大量に分泌されます。

このインスリンですが、常に大量に分泌される状態が長期間続いてしまうと、体の細胞があまりインスリンに反応しなくなってしまう事があります。
この悪循環が重なって、体の血糖値が常に上がっている状態=糖尿病になってしまうのです。

クッシング病と診断されてしまった時には、糖尿病を併発している場合が多いのが一般的です。
糖尿病もクッシング病も両方の治療が必要になってきますし、糖尿病では白内障腎臓の病気など違う病気の引き金になってしまいます。

出来るだけ早く、クッシング病早期発見・早期治療が望ましいですね。

クッシング病の治療

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クッシング病の治療は、主にコルチゾールの働きを抑える薬を内服するのが一般的です。
壊れた臓器を治す薬ではないために、一生飲み続ける必要があります。

クッシング病の治療をするというよりはこの病気とうまく付き合っていくという表現が妥当かもしれません。
しかし、きちんと投薬の用法・容量を守れば寿命を全うする事が可能ですよ。

最後に

いかがでしたか?
クッシング病について理解して頂けましたでしょうか。

クッシング病は、完全な治療は難しく病気とうまく付き合っていくことが重要です。
早期発見・早期治療をすれば、日常生活に問題なく、寿命を全うすることが可能です。
すこしでもわんちゃんにおかしいな、いつもと違うなと感じる事があれば動物病院に相談に行ってくださいね!

また、日々の食事が大切になってきますが、難しい糖質のコントロール等には丁寧に作られた療法食の利用も考えてみてください。

療法食も様々ですが、こちらの商品は高品質で口コミ評価も高いです。

クッシング病 療法食
犬心(いぬこころ)

長い記事を読んでくださってありがとうございました。
あなたとその隣にいるわんちゃんがもっともっと両想いで幸せになりますよう、願っています!

 

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