犬にお酒やアルコール類をあげているという話は聞いたことありません。
さらにお酒が好きな犬がいるという話もほとんど聞かないですよね(´・ω・`)
実際のところ、犬にお酒を飲ませてはダメなのでしょうか?
お酒やアルコールは匂いが強いものが多いです。
犬は特に嗅覚が発達しているので、お酒の匂いを嗅いだだけでもダメになるのかというところも気になります。
今回は、
- 犬にお酒やアルコール類をあげたら絶対にダメなのか?
- お酒の匂いを嗅ぐだけでもダメなのか?
についてご紹介いたします。
犬にお酒・アルコール類を絶対あげたらダメ?
お酒・アルコール類は、犬に飲ませてはいけません。
飲ませる必要性もないでしょうo(T△T=T△T)o
もしも、犬が誤ってお酒・アルコール類を飲んでしまった場合、まず酔ってしまいます。
人間の場合、寝れば酔いが覚めることがほとんどですが、犬は違います。
酔いが覚めるどころか、以下の症状に至る危険性が非常に高いです。
【軽度の症状】
- 横たわる
- うつ
- 運動失調など
【重度の症状】
- 呼吸困難
- 意識を失う
- 死に至る
お酒・アルコール類を犬に与えることは、危険行為だということがわかります。
それではなぜ、犬にお酒・アルコール類を与えてはいけないのでしょうか。
その理由は、犬の体のつくりにあります。
実は、犬のお酒・アルコール類を分解する力は極めて低いのです。
お酒・アルコール類を分解する働きを持つ肝臓は、犬の体重の約3%と言われています。
例えば、5kgのワンちゃんがいた場合、肝臓の大きさは150gほどになります。
一般的に人間の肝臓の重さは1200〜1400gなので、犬の肝臓は人間よりも約10倍も小さいんです。
サイズが小さければ、その分肝臓の働きが弱まるのも当然です。
だから、人間が大丈夫だろうと思うお酒・アルコール類の量でも、犬にとっては分解することができず、最悪の場合、死に至るのです。
犬にとって致死量となるアルコール類の量は◯ml
一般的に致死量となるお酒・アルコール類の量は、5.5〜6.5ml/kgと言われています。
また、アルコールの度数が高ければ高いほど、致死量に至る量は少なくなります。
※5kgの犬の致死量目安
- ビール 約550ml
- ワイン 約196ml
- ウイスキー 約64ml
小型犬であれば、致死量に至るお酒・アルコール類の量は、さらに少なくなるでしょう。
稀ですが、犬によってはお酒・アルコール類を飲んでも大丈夫な場合もあります。
しかし、ごく僅かな量を舐めただけなのに、死に至った犬がいたことも事実です。
あくまでも、一般的に言われている致死量であることを認識しましょうヾ(。>﹏<。)ノ
犬が誤ってお酒・アルコール類を誤飲したらどうすればいいの?
基本的には、すぐにお医者さんに連れて行きましょう。
専門の医師による適切な治療を施すことが、愛犬を守る唯一の手段です。
いざという時、犬に水を飲ませてアルコールを吐き出させようと考える方がいるかもしれません。
ちょっと待ってください!( ゜Д゜;)
犬はアルコールを摂取することで、呼吸困難を起こしている可能性があります。
水を飲ませることは、呼吸をさらに困難な状態にさせる危険性があり、自殺行為に近い処置と言えます。
応急処置をしてあげたい気持ちをグッとこらえ、お医者さんに連れて行きましょう!
犬はお酒の匂いを嗅ぐのもダメなの?
お酒・アルコール類の匂いを嗅ぐだけであれば、基本的に問題ありません。
稀に、匂いを嗅いだだけでフラフラする犬もいるようですが、アルコール中毒症状ではないので安心してください。
しかし、お酒・アルコール類の匂いは、犬に不快な思いをさせてしまいます。
犬は、人間に比べて数万~1億倍の嗅覚機能を持っているので、人間が感じるよりもはるかにキツイ匂いに感じているはずです。
なるべく、愛犬の前ではお酒・アルコール類を控えると良いでしょう。