ご飯の支度をして、テーブルに置いて、「さぁ、いただきまーす!」
あれ、ふと気になる目線。
わんちゃんがじっとあなたを見つめていることはありませんか?
実際あなたを見つめているのか、ご飯を狙っているのかはわんちゃんだけの秘密ですが。
うちのわんちゃんはご飯の支度が整うと同時に、自分もちゃっかりとなりに座って、よだれを垂らしながら、隙あらばおこぼれをもらおうという、キラキラの目線で見つめてきます。
目線の先には美味しそうな茹でたささみ。
あれ?ささみって犬にあげても大丈夫?
どれくらいあげればいいか適切な量ってあるの?
ささみのアレルギー症状ってどんなものなのだろう?
そこで、この記事では、ちょっとあげたくなる食材のひとつ、「ささみ」で
- 犬にささみを毎日あげても大丈夫かどうか
- 犬にあげるささみの適切な量やアレルギーの見つけ方
についてお送りします。
これを読めば今までのご飯をちょっと見直したくなると同時に、美味しいご飯のあげ方で、今までよりももっとわんちゃんと両想いになれるかも!
犬にエサでささみを食べさせても大丈夫?
ここで、ささみの栄養成分を見てみましょう。
ゆでたささみの可食部100gあたりで一番多い成分はたんぱく質(27.3g)、125kcalとなっています。(食品成分データベース参照)http://fooddb.mext.go.jp/
鶏肉の良質なたんぱく質はたくさん運動するわんちゃんにとって嬉しい成分です。
ペットフードの中でもたんぱく質は特に重要とする栄養成分。
エサでささみをあげてはいけないという事はありません。
ささみによるアレルギー症状はある?見つけ方は?
そこで気になるのがささみによるアレルギー症状。
最近では子供のアレルギーが増えてきてよく聞くようになりましたね。
小学校や保育園でも対応給食を出していたり、外食に行くとアレルゲン表示があったりと、ますます身近に感じられる病気になっています。
わんちゃんも、肉類・牛乳・卵や穀物などが原因となってアレルギーを発症する可能性があります。
本当に人間と一緒だなと感じますね。
ささみによる犬のアレルギー症状と見つけ方
ではささみによるアレルギー症状は?
アレルギーとして最も頻繁に起こるのが皮膚症状です。
毛で覆われているのに皮膚症状なんてどうやって見分けたらいいの?と思うかもしれませんね。
主な症状はかゆみです。
食べた途端に口の周りを足でかきむしったり、体を床に必要以上にこすりつけていたりいたら要注意。
かゆみが全身に広がっているのかもしれません。
そしてわんちゃんの顔をよく見て下さい。
毛で覆われていない口の周りや目の周り、耳の内側・内また・肉球などが赤くなっていませんか?
顔全体が腫れているように感じませんか?
腫れが確認できるようならばすぐにお医者さんに行って下さいね。
顔が腫れているという事は、もしかしたら気管支も腫れていて、呼吸がしにくくなってしまっているかもしれません。(これほどのアレルギーを起こすことはまれですが)
また、急に今までと違ったものを食べると、かゆみが出るほかに下痢を起こすわんちゃんも10~15%いますので要注意です。(イラストでみる犬の病気 講談社 参照)
ささみをあげるなら適量は?毎日あげても大丈夫?
ささみでも何でも、初めてあげるものに関しては、まずは小指の先ほどにしてください。
それでわんちゃんの状態をしっかり見てみる。
アレルギー症状がなく今までの様子と変わりなく大丈夫なようであれば、徐々に量を増やしていただいてもかまいません。
少量でアレルギー発症した場合は軽く多く食べた場合よりは症状が軽く済みます。
美味しそうに食べている姿がとても可愛くて、どんどんあげたくなってしまう気持ちもわかります。
しかし、どんなものでも適量はありますよ。
ささみの適量を解説!
では、ささみをあげるなら適量はどのくらいでしょうか。
ささみはわんちゃんにとってペットフードのような総合栄養食ではありません。
(総合栄養力=水とそのご飯だけで生きていくために必要な栄養が取れるご飯の事)
主食ではなく、ご褒美や食欲増進のため、家族とのコミュニケーションの手段としてのお楽しみであげるささみのような間食は、1日のエネルギー要求量の20%以内に抑える事が望ましいとされています。(ペットフード協会参照)
お家であげているペットフードの袋を見ると、1日に必要なペットフードの量の記載があります。
良心的なメーカーではホームページでわんちゃんの体重から計算する事も可能です。
そこからささみの適量を計算してみてもいいかもしれませんね。
ささみは生肉でも大丈夫?
そして、わんちゃんなら生肉でも大丈夫だと思っている方はいませんか?
鮮度が抜群に良くても、サルモネラ菌という下痢などを起こす菌が付着していることがあります。
可愛いわんちゃんが病気にならないためにも、ボイルして人間が食べる事が出来る状態にしてあげましょう。
また、塩などの味付けは禁物。
人間の味付けはわんちゃんにとって濃すぎるので、体にあまりよくありません。
ささみを毎日あげても大丈夫ですが、適量を守ってあげる事。
そしてわんちゃんの体調の変化を見逃さない事。
これが大事です。
■私のわんちゃんへのささみのあげ方
ここからは、私の独自のあげ方です。
ちょっとした参考にしてみてくださいね。
実は、うちのわんちゃんもささみが大好き!あの目線に負けてしまって…という事も何回もありました。(あげすぎで反省した日もありました)
しかし、今は特別な日にあげたりしています。
まずは、お医者さんで薬をもらった時。
粉薬なら缶詰に混ぜたりしてあげていますが、錠剤の場合、ささみに埋め込んであげています。
これなら苦手な薬もペロリ!お医者さんに行って頑張ったねという気持ちも伝えられて、とっても助かります。
もう一つは、ささみを小さく小さく切って何回もあげる事。
わんちゃんは、大きい美味しいものを1回だけあげるよりも、同じ量を細かく刻んで何度もあげたほうが満足度は高いといわれています。
コミュニケーションが長い時間取れるという点で、人間もわんちゃんも幸せになれるのですね。
片手に隠してどっちだ~ってゲームをしても楽しいですし、お手や伏せ・新しい芸を覚えた特別なオヤツにしても良いですね。
長い記事を読んでくださってありがとうございました。
あなたとその隣にいるわんちゃんがもっともっと両想いで幸せになりますよう、願っています!