わんちゃんのご飯をペットショップやホームセンターに買いに行こうとして、その数の多さに何を買おうか迷ったという経験はありませんか?
大きなホームセンターだと、奥の棚までズラリと並んでいるドッグフード。
大きさも味も形も様々で……。
何が違うのか、ぱっと見わからなくてうちの子にピッタリのドッグフードって何なの~!と、売り場に立ち尽くしてしまうかも。
今回は、どんなドッグフードを買うか迷った時に、パッケージのココを見れば、わんちゃんの好みや、飼い主さんの望んでいるものが分かるという記事です。
これを読めば、わんちゃんが大好きなご飯の時間が、もっと大好きになっちゃうかも。
Contents
パッケージに必ず書いてある5項目
ドッグフードを販売するにあたって、必ず書かなればいけない項目が実は5つあるのです。
どのドッグフードを買おうか迷ってしまってもここを見れば大丈夫!
まずはその5つを見てみましょう。
その5つとは、
- 販売用愛玩動物用飼料の名称
- 原材料名
- 賞味期限
- 製造業者、輸入業者または販売業者の氏名または名称および住所
- 原産国名
この項目になっています。
これだけ見ると難しく感じるかもしれませんが、書いてあって当たり前のものや、わんちゃんが好きなドッグフードを見分けるヒントが隠れていますよ!
では、1つずつ見ていきましょう。
ドッグフードなの?キャットフードなの?「1.販売用愛玩動物用飼料の名称」
漢字がならんでいて難しいかもしれませんが、犬用のドックフードか猫用のキャットフードかわかるように記載してくださいね、ということです。
犬や猫の写真やイラストだけでは不十分で、きちんと文字にして示さなくてはいけません。
カリカリのドッグフードなどは、わんちゃんとねこちゃんの区別はつきやすいかもしれませんが、缶詰などはぱっと見わからない物も。
わんちゃんとねこちゃんは必要とする栄養素が違うので、ずっとあげ続けていると栄養不足になってしまう可能性もありますよ。
気をつけましょうね。
ドッグフードが欲しいのか、キャットフードが欲しいのか、文字にして記載があったら一目瞭然ですね!
中には何が入っているの?「2.原材料名」
人間が食べるものも、表示がたくさん書いてありますよね。
わんちゃんが食べるドッグフードにも必ず記載しなくてはありません。
原材料の書き方も秘密があって、原材料が使用量の多い順に記載されています。
ささみが好きなわんちゃんは、表示の最初の方に書いてあるものを選ぶと良いですね。
また、原材料で10%以上使用しているものは必ず表示します。
うちの子は野菜が嫌いで…という方、原材料で野菜が記載してあったら避けたほうが美味しく食べてくれるかもしれません。
パッケージのタイトルに「ビーフ」「まぐろ」「チキン」など特定の原材料が書いてあることはありませんか?
タイトルに使用できる原材料は、ドッグフードの中身の5%以上使用していなければ表示できないのです。
ほんの少ししかビーフが入っていないのに、「ビーフたっぷり!」とは記載できないのですよ。
また、使用した原材料(添加物を含む)をすべて記載する決まりにもなっています。
飼い主さんには知られたくない酸化防止剤や着色料など、隠して入れることはできないのです。
わんちゃんの好みや、何が入っているかを知りたい場合は、ぜひ原材料名を見てくださいね!
いつまで美味しく食べられるの?「3.賞味期限」
こちらは、人間の食品と同様ですね。
ドッグフードでも同じように、定められた方法により保存した場合において、期待されるすべての品質の保持が十分に可能であると認められる期限を示しています。
消費期限は食品のうちでだいたい5日以内に食べたほうがよいもので、生鮮食品に多く見られますよね。
ドッグフードは生鮮食品ではありませんので、賞味期限になります。
この賞味期限とは、未開封のまま指示された保存状態に置かれたときに、製品の栄養や食味を保証できる期間です(3年を越えない)。
美味しく食べることができる期限を示しているのですね。
賞味期限には、〇年△月□日と、日付までを記載してあるものは少なく、〇年△月など月までを記載していることが多いです。
これは△月が終わるまで品質が保持されていますよということなので、△月がきたらすぐ食べられなくなってしまうのではなく、△月の末日までは大丈夫!
よくワゴンセールなどで、賞味期限が近いためなどの記載があって、お安く購入できる時がありますよね。
いつもとはちょっと違うご飯をあげたい時に気分転換のように買ってあげたいですが、ぜひぜひ、賞味期限を忘れずにみて下さいね!
どこの誰が作っているの?製造責任は?「4.製造業者など」
4つめは、「製造業者、輸入業者または販売業者の氏名または名称および住所」です。
これは、このドッグフード、どこの誰が作っていますか?
どこの誰が輸入したり販売したりしていますか?と簡単に書いてあるということです。
これがないと、何かあった時にどこに責任があるかわかりませんよね。
責任がないと、入ってはいけない原材料などを隠していても、どうすることもできません。
対面販売で顔見知りから購入するドッグフードではなく、店頭で販売しているドッグフードなら記載がないと不安です。
また、一つのお気に入りのドッグフードが見つかれば、同じメーカーなら作り方や味付けの仕方が一緒という場合が多いので、お気に入りのバリエーションを増やすこともできますね!
どのメーカーが作っているかぜひ参考にしてください!
どこの国で作っているの?「5.原産国名」
大切なわんちゃんの口に入れるものだから、どこでドッグフードを作っているかは気になるものですよね。
原産国名は、「最終加工工程を完了した」国を記載しています。
包装だけ、詰め合わせだけなど、ドッグフードの内容について実質的な変更をもたらさない行為は含まれません。
例えば、アメリカでドッグフードを作り、日本にそのドッグフードを粒のまま輸入し、日本でパッケージに詰めた場合、原産国は「アメリカ」になります。
ドッグフードの最終加工工程は、粒を作る場所ですので、アメリカになるのですね。
また、韓国産の乾燥ささみに中国産の干しイモを、日本で巻き付けて成型したご飯は、原産国が「日本」の表示となります。
いくつかの国の原材料を合わせて、新しい1つの製品を日本で作っていることになるので原産国は日本になるのですね。
原産国が日本の場合は「国産」の表示も可能です。
やっぱりわんちゃんのご飯も国産が良い!とか、ドッグフード先進国のヨーロッパ産がいいわ!などそれぞれ好みがあると思います。
どこで作ったか知りたい場合は、ぜひ原産国をチェックしてみてください。
最後に
いかがでしたか?
どんなドッグフードを買うか迷ったら、ぜひこの5項目を見て頂くと、決めやすいのではないかと思います。
実は、ペットフード公正取引協議会が、あと4つ記載しましょうというルールを定めています。
もっと知りたい!
もっと見るべきところを教えて欲しい!という方はぜひ次の章を参考にしてみてください。
長い記事を読んでくださってありがとうございました。
あなたとその隣にいるわんちゃんがもっともっと両想いで幸せになりますよう、願っています!