犬のひげの役割や意味!カットしても大丈夫?適切な切り方とは?

ひげ 役割 意味 カット

犬のひげカットが一般的になってきているようです。
うちのご近所さんも、わんちゃんのひげカットしています。

私はひげがかわいいと思うので、カットしようとは思いもしませんでした。
それに、猫などはひげはカットしてはいけないとも言うし。

犬にとっては、ひげのカットって、実際いいのでしょうか?ダメなのでしょうか?
ここでは、ひげの役割とひげを切ることについて、お話ししましょう。

ひげの役割とは?

動物にとっての、一般的なひげの役割

動物のひげの毛根には、多くの神経や血管が通っています。
そして、動物はひげを駆使して、周囲の状態(温度・湿度・風向きなど)を察知しています。
また、ひげで触れることで周りのものの動きを感じとると言われています。

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犬にとってのひげの役割

犬の場合、進化の過程で周囲を察知する機能はだいぶ退化していると言われます。
とはいうものの、ひげの感知機能を活用しているようです。

犬にとってのひげの役割は、次の3つと考えられています。

目の前にある食べ物や物を確認する

犬は目が良くありません。
人間が約120万本の視神経を持つのに対し、犬は約17万本しか持っていません。
また、人間の視力が1.0だとすると、犬は0.3くらいの視力しかないと言われています。

犬は、目では見えにくいものを、ひげや嗅覚を使うことによって情報を得ています。

外を歩くときに周囲を確認する

犬は目が悪いので、ひげによって空気の流れのわずかな動きなどを敏感に感じ取っています。
それによって、物に衝突するのを事前に防いだり、急に接近してきた物を避けることができるのです。
ひげを切ると、そういった周囲の異変を察知できなくなり、薄暗い屋外での歩くスピードが落ちることもあるようです。

目を守る

我が家の愛犬は左のひげを触ると左目をしばしばと閉じ、右のひげを触ると右目を閉じます。
そういう犬も多いようです。


異物が接近してきたことをひげで察知して、その方向の目を閉じて守っているのでしょう。

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犬にとってのひげの意味は

ここまで見てきてわかるように、ひげは犬にとって、いわば危険を事前に察知する警戒センサーともいえるようです。
犬はひげを切られると、それだけで不安になりストレスを感じることもあるといいます。
特に視力の弱い犬や老犬など、ひげは周囲の状況を把握するための大事なツールなのです。

犬のひげはカットしてもいいの?いけないの?

賛否両論なこの問題。

ここまでは、ひげをカットすることのデメリットになることを多く伝えてきました。
しかし、現代の犬は室内で飼われていることが多いため、そんなにひげがなくても困る場面がないというのが事実です。

しかも犬は適応能力が高いので、ひげを切られてもそのうち鼻先で周囲の状況を確認したりして順応していくようです。

そのため、犬のひげカットは問題ないものとして、一般的に行われているというのが現状です。

では、逆に、犬のひげをカットするメリットは、何なのでしょう。

多くの飼い主さんは、「犬の顔周り・口周りをスッキリさせるため」に、ひげのカットをしているようです。
確かに、長毛の洋犬などですと、気になるかもしれませんね。

愛犬のひげがもし気になるようでしたら、ひげに触れてみましょう。
ひげに触れても特に何も反応をしない犬でしたら、もしかしたらもうひげに頼っていないのかもしれません。

ちなみに我が家の柴犬は、目の上のひげ(まつげ?)もマズルのひげも触ると嫌がります。
こういう場合は、犬のためにも切らない方が良いですよね。

また、目が見えない犬・耳が聞こえない犬・鼻があまり良くない犬・諸機能が低下してきた老犬などはカットしないことをおすすめします。
理由はもちろん、周囲の状況把握のためのツールとして残しておいた方が良いからです。

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もし本当にいらない物であれば、それこそ進化の過程でなくなってしまっていると思います。

また、犬の感情によってもひげが動いたりしますよね。
うちのワンコに何かの縁あって生えてきたひげなので、私は大事に育てていきます。

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