わんちゃんに「散歩に行くよ!」と言ったとたんに、しっぽをちぎれんばかりにブルンブルン!!
反対に、いたずらをして「こら!」と怒った時には、しっぽも背中も丸めて机の下に隠れたり…
わんちゃんのしっぽは、表情と一緒に感情をあらわすバロメーターですよね。
目が合うだけでしっぽを振ってくれると、本当に幸せな気持ちになります。
今回は、わんちゃんのしっぽからわかる感情のサインをお伝えします。
しっぽを振っていても喜んでいるだけじゃない、もっと深い意味を持っていることを知っていましたか?
これを読めば、わんちゃんが今どんな気持ちになっているのかが、しっぽを見るだけでわかるかもしれませんよ!
しっぽの位置&動かし方でわかる!わんちゃんの気持ち
しっぽを振って駆け寄ってくる姿には、本当に癒されますよね。
実は、しっぽが左右に動いて振っているだけでなく、しっぽの位置でもわんちゃんの気持ちを汲み取ることができるのです。
しっぽは、上にあげる、水平にする、下に下げるといった、上下の位置と、ぶんぶん激しく振る、ゆっくり小刻みに振る、ブルンブルンと回すように振る…と言った具合に、しっぽの動かし方でもわんちゃんの感情は違ってきます。
この無限の組み合わせで、わんちゃんは感情をしっぽで表現することができます。
人前でご飯をもらったわんちゃんはしっぽを振るのに対して、隔離された部屋で一人でご飯を食べる時には、わんちゃんはしっぽを振らないと言います。
こうしたことから、しっぽは相手に対して自分の感情を伝えるための意思伝達ツールと言えますね。
しっぽを見ることでわんちゃんの気持ちを汲み取れるのなら、飼い主さんならぜひ知っておきたいですよね!
しっぽの位置で感情を読み取ろう!
しっぽの位置でわんちゃんの感情を読み取ることができますよ。
- しっぽをあげている時
- しっぽを水平にしている時
- しっぽを下げている時
- しっぽを後ろ足の間に丸めて隠している時
この4つについて詳しく見て行きましょう。
しっぽをあげている時
「強さアピール」
しっぽをあげていて、しっぽの位置が高い時、わんちゃんは自分の強さをアピールしています。
わんちゃんのお尻には肛門腺と呼ばれる、わんちゃん自身の存在を示す臭いを出す腺があります。
ここを堂々とさらして好き勝手に臭いを嗅がせるという意味合いもあり、ボスは自分だ!と強さをアピールしているのです。
さらに警戒心が強くなった時には、しっぽを上にあげたまま、小刻みに震わせます。
こうなったら、牙を向いて「ウ゛ー!」とうなり声をあげていることがほとんど。
わんちゃん自身が怖いことと、自分は強いんだぞというアピールで、少しでも相手が近づこうものなら喧嘩になりそうな場合です。
しっぽを水平にしている時
「何かに興味を持った様子」
しっぽを水平にあげる時は、近くで何かが起こったり、遠くから誰かが近づいてみる時に見られる行動です。
わんちゃんが物事に対して「何かな?」と興味を持っている様子です。
威嚇をしていたり、恐怖を持っている場合などでは見られません。
また、強い攻撃心はないものの、完全に警戒心を解いたわけではない時に見られます。
2匹のわんちゃんがご飯やおもちゃをめぐって対立する時などに見られますよ。
しっぽを下に下げる時
「不安な様子」
しっぽが下に下がっている時は、わんちゃんにとって不安なものや事が近くにある証拠。
動物病院が嫌いだと、「病院行くよ」と言った声かけだけで、このようなしっぽになってしまいますよね。
うちのわんちゃんは、チャイムが鳴る音が苦手でよくしっぽを下に下げてました…。
また、飼い主さんと離れるのに慣れていないわんちゃんがお留守番をさせられるとわかったとたんにしっぽを下に下げることもあります。
不安でしょうがないのですね。
飼い主さんは、わんちゃんがしっぽを下に下げた場合、今後はその不安を取り除いてあげるような行動をしてあげると良いですね。
体調不良や食欲不振に陥った時などもしっぽを下に下げることがあります。
そんな時は動物病院に相談に行ってくださいね。
しっぽを後ろ足の間に丸めて隠している時
「恐怖のしるし」
しっぽが下に下げるどころか、後ろ足の間に丸めて隠しているのは、非常に強い恐怖を感じているしるしです。
わんちゃんのお尻には肛門腺と呼ばれる、わんちゃん自身の存在を示す臭いを出す腺があります。
この肛門腺を隠すようにしっぽを丸める行為は、相手に対して服従をしていたり、負けを認めているというアピールをしています。
しっぽを丸めながらお腹を出して「敵意はないよ」と示すわんちゃんもいます。
同時に体が震えている場合は、怖くて怖くてわんちゃん自身ではどうすることもできない恐怖に駆られています。
わんちゃんにそんな状態が見られたら、飼い主さんはいち早くその恐怖を取り除いてあげてください。
しっぽを激しく振る
しっぽを激しく振るのは、とても喜んでいたり、遊びなどで興奮していたりするとみられる行為です。
一般的にしっぽを振る激しさによって喜びの度合いが変わってきます。
少し振っているのは、ちょっと嬉しい程度ですが、すごく嬉しい時は強めに振ります。
最上級にとっても嬉しくてしょうがない時は、左右に振るのではなく、ブルンブルンと回しながら振りますよ。
遊びの最中に見られたら、その遊びがとっても嬉しい証拠。
うちのわんちゃんは、ボール遊びがとても大好きで、何回も「とってきて!」をしているうちにブルンブルンとしっぽが回っていました。
そんなに喜んでいる姿を見ると、こちらまで嬉しくなりますよね!
しっぽを低い位置で振るのは甘えたいサイン
わんちゃんが低い位置でしっぽをゆっくりと振っている時は、甘えたいサインです。
おもちゃで一緒に遊んで欲しい時や、ご飯が欲しいなという時。
かまって欲しい時にもしっぽを低い位置でゆっくりとふります。
そんな時は、一緒に遊んであげてくださいね。
また、ご飯を食べ終わった時にしっぽを低い位置で振ることがありますが、これはご飯に対する感謝の気持ちを表しているみたいですよ。
いかがでしたか?
わんちゃんのしっぽは、単に振っているだけじゃない、高さも含めて様々な気持ちを表していることを理解していただけたでしょうか。
これからは、しっぽの振り方や位置もしっかり見て、わんちゃんの感情を読み取って一緒に過ごせると良いですね。
長い記事を読んでくださってありがとうございました。
あなたとその隣にいるわんちゃんがもっともっと両想いで幸せになりますよう、願っています!