犬は豚肉を食べたって大丈夫？アレルギーの有無や適量やおすすめの食べ合わせも解説

豚肉って炒めても、蒸しても、しゃぶしゃぶしても美味しい食材ですよね。
自宅でしゃぶしゃぶするときって、ワンちゃんの視線が気になりませんか？
「美味しい？」って言われてるようで、あげたくなってしまいませんか？

豚肉を食べさせても、大丈夫なのでしょうか？
あげたい気持ちはあるけれど、アレルギーの心配がありますよね。
あげるにしても、適量ってどのくらいなのでしょう。

人間にとっても疲労回復や夏バテに効果のある、豚肉です。
上手に与えられれば、ワンちゃんにとっても良い食材なのではないでしょうか。

今回のテーマは、「犬は豚肉を食べたって大丈夫？アレルギーってあるの？適量やおすすめの食べ合わせも教えて」です。

犬は豚肉を食べたって大丈夫？

お刺身として食べられるお肉もありますが、豚肉だけは良く火を通してから食べませんか？
それは寄生虫や病原菌などがいると言われているためで、しっかりと加熱すると良いからです
ワンちゃんにも豚肉を与えるときは、しっかり加熱！と覚えておきましょう。

実例をご紹介すると、我が家の柴犬はアレルギーが多いですが豚肉はＯＫで毎日食べています。
５才頃だったと思います。
急に牛肉アレルギーになってしまいました。
その時獣医に他のおすすめを聞いたら「豚肉は？」と言われました。
現在１４才ですが、５才からずっと食べさせています。

豚肉に含まれているもの

豚肉には、

• タンパク質
• 脂質
• ビタミンＢ1（これが豊富）

これらのものが、主に含まれています。

人間もそうですが犬にもビタミンＢ１の摂取は、欠かせないものだそうです。
「良く運動して疲れただろうなぁ」と思われる日には、豚肉を与えてあげると疲労回復につながります。
本当に人間と同じですね。

どんな豚肉を与える？

基本的に脂の部分は取り除いて、赤身の所だけ与えましょう。

脂の部分の「脂質」を摂りすぎると、

• 内臓に負担をかけてしまいます。
• 消化吸収の妨げになり、下痢したりします。
• 肥満の原因にもなります。

ですので、ミンチになっているものは避ける方が良いでしょう。

豚肉のカロリーは？

与える部位別の１００グラム当たりのカロリーを紹介します。

我が家の場合は、しょうが焼き用の豚肉の脂の部分、白い部分をハサミで切って赤身だけにして与えています。

バラ肉は、白い部分が取り除きにくいです。
カロリーが高いと、太る原因にもなります。
下痢や嘔吐などの体調不良になってしまう場合もありますので、与えすぎには注意が必要です。

アレルギーってあるの？

どんな食材にも、合う合わないがあってアレルギー反応の出てしまう場合はあります。

豚肉アレルギーの場合の症状は

などの症状がでる場合があります。

犬に食べさせる豚肉の適量や味付けは？

初めて与える場合は、少量からスタートしてください。
そして毎日、量を増やしていってあげてください。

我が家の場合

我が家の柴犬、５キロの場合は
しょうが焼き用の豚肉の白い部分をカットしたもの、一枚が一日の適量です。
微妙な厚みの問題もありますが、そこは一枚として統一しています。

統一していると言っても甘い飼い主なので
運動量が多く、通常の食事の量で物足りなさそうな場合はプラス半分の時もあります。

皆さんも様子を見ながら、判断して与えてあげてください。

与えるときは、必ず白い脂の部分は取り除くのが「ポイント」です。
先にも案内しましたが、病気の原因になりますので脂は必ず取り除きましょう。

豚肉の大きさは？

脂部分をカットした豚肉を、小さく切ってゆでて与えています。
我が家の場合は、小指の爪の大きさくらいです。
犬種や年齢、歯の状態にもよりますね。
ワンちゃんの食べやすそうな大きさを、様子を見ながら見つけてください。

豚肉に味は付ける？

味のないのも可愛そうかなと思い、お湯でゆでるときに気持ち程度ですが、、、。
「すき焼きのたれ」を１滴～２滴くらい落として味付け？しています。
獣医に話すと笑っていましたので、その程度の味付けならば問題ないのだと思います。
ただ加熱しただけのほうが、心配はないです。

豚肉とおすすめの食べ合わせも教えて♪

人間ですと豚肉と一緒に、タマネギやピーマンを炒めると美味しいですよね。

ですが、ワンちゃんの場合は炒めるよりゆでる方がおすすめです。
そしてタマネギなどを一緒にゆでることも止めてください。

一緒にゆでると、ネギの成分が豚肉に移行してしまうのでＮＧです。

リンゴのすりおろしと豚肉

食物繊維の多いりんごをすりおろして、ゆでた豚肉と一緒にあげると疲労回復に効果的だそうです。

お野菜が苦手なワンちゃんには

豚肉単品でゆでて、白米と混ぜてあげる方法はどうですか？

私はドックフードは別に与えて、白米＆豚肉で他の器に入れて与えています。
白いごはんにゆでた豚肉とゆで汁も入れて、一品にしています。
水をあまり飲まないワンちゃんには、ゆで汁も飲んでくれるので一石二鳥ですよ。

ドックフードだけ与えたい場合は、そこにゆでた豚肉をトッピングすると良いと思います。

お野菜が好きなワンちゃんには

お野菜が好きで、アレルギーもないワンちゃんであれば、、、。
キャベツやニンジン、ブロッコリーなどをフードプロセッサーなどでみじん切りにして茹でて、豚肉をゆでたものと混ぜるのも、おすすめです。
もちろん、豚肉のゆで汁も一緒に与えてあげてください。

ワンちゃんは、野菜を消化するのが苦手と言われています。
けれど適量の食物繊維は、ワンちゃんの腸管の健康にも良いとも言われています。

ワンちゃんの体重から、１日に与えても大丈夫な量を獣医さんに聞くと教えてくださいますよ。

与えない方が良いお野菜

これらの野菜は、アルカロイドが含まれています。
舐めただけや、少量でしたら大丈夫なことも多いです。
しかしワンちゃんにとって、毒性を示すことがありますので注意が必要です。

お野菜と一緒に豚肉を調理して与えようと思っておられる飼い主さんは、与えない方が良いとされるお野菜以外のものを混ぜてあげてくださいね。

生の野菜の方がワンちゃんは好むことが多いと言いますが、消化の事を考えると茹でた方が体への負担は少ないです。

失敗談

皆さんは、こんなことはないかと思いますが、、、。

友人宅で「しゃぶしゃぶ」をしているとき、我が家のわんこも同席させておりました。
私が席を外した時、友人たちがそれぞれに「しゃぶしゃぶ用の豚肉」をわんこに食べさせていたことに気が付いたのは、就寝しようとしたときでした。
嘔吐を繰り返し、腹痛もあるようでしたので深夜でしたが獣医に電話しようとすると。
友人たちが「一枚だけ内緒であげちゃった」と、口々に告白し始めたのです。
原因が食べ過ぎだと分かったので、人間用のビオフェルミンを飲ませて一晩様子を見て翌朝病院に健診に行きました。

与えすぎは、消化不良になる！というのを実感した日でした。
皆さんには、こんな失敗はないとは思いますが注意して頂ければと思い失敗談をご報告します。

食欲のない時、いつも食いつきの悪いワンちゃんには、豚肉を使うのは効果的だと思います。
適量をしっかり守って、しっかり加熱して与えてあげてください。