皆さんは、愛犬の平熱をご存じですか?
一般的に、犬の平熱は「約38℃から39℃くらい」です。
運動後でもないのに、元気がなくて発熱しているようであれば熱を測ってみましょう。
犬の熱の測り方は、分かっていますか?
発熱したときは、どのように対処しますか?
冷やすべき発熱もあれば、そうでない発熱もあります。見分け方は、分かりますか?
今回のテーマは「犬の熱の測り方と正しい発熱への対処法!冷やすべき発熱とそうでない場合の見分け方とは?」です。
犬の熱の測り方と正しい発熱への対処法!
犬の平均体温は「約38℃から39℃くらい」と、人間の平均体温より高めです。
そして、高熱と言われる温度は「41℃」を超えた場合です。
41℃以上の高熱の場合は、命にかかわるくらい危険です。
病院に行く前に、愛犬の熱を測れるようにしておくと便利ですよ。
診察前に獣医に「平熱は〇〇℃で、家で測った時は〇〇℃でした。」と伝えると診察もスムーズです。
犬の体温計の種類
人間の体温計も、脇に挟んで測るタイプ物、口に入れるタイプの物、耳で測るタイプの物がありますよね。
犬の体温計も、肛門に入れて測るタイプの物に加えて、耳で測るタイプの物が発売されています。
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衛生面も考えて、人間のものとは別に犬用を用意しましょう!(^_-)-☆
犬の体温計の使い方
肛門で測るタイプの物は、肛門に入れて数秒待ちます。
体温計によって違いますので、説明書を読んでくださいね。(^^♪
耳で測るタイプの物は、耳に入れて約1秒で測れるものが多いです。
肛門タイプは、嫌がって測らせてくれないワンちゃんも多いです。
ご家庭で測るなら、耳で測るタイプの体温計があると便利だと思いますよ。(^▽^)/
体温計のない場合
人間の場合、おでこで測ったりしませんか?
犬の場合も、普段の温度を知っていれば、おでこや耳の付け根を指で触ると分かるはずです。
普段から体を触って、確認して覚えておくことをおすすめします。
毎日触っていると「なんだか今日は熱い?」と、分かるようになりますよ。(⌒∇⌒)
ワンちゃんとのスキンシップにもなりますし、一石二鳥!です。
発熱していたらどうする?取るべき対処法とは
外飼いのワンちゃんが発熱していたら、まずは家の中へ入れてあげましょう。
気温を一定に、室温を高めに保つ環境が必要です。
冷たいタオルで冷やしてあげるのも、効果的です。
皆さんは、冷たいタオルや冷たいジェルシートでどこを冷やしますか?
リンパの集まる場所を、冷やしますよね?
首すじや、脇の間、足の付け根を、冷やして熱を下げると思います。
犬の場合の冷やす場所
ワンちゃんの冷やす場所も同様です。
首の周りや、脇の下、リンパの集まる場所の近くを冷たいタオルで冷やしてあげましょう。
あまりにも熱が高い場合は、体全部を濡れたバスタオルなどでくるんであげても良いですよ。
足を水につけてあげるのも、効果があります。
暫く冷やしても効果が見られない場合は、獣医に相談してくださいね。
病院が閉まりそうな時間が迫っている場合は別ですが、3時間ほど自宅で冷やしてあげて経過観察した後、熱が下がらない場合は病院に連れて行くのがベストだと思います。
病院に行くことがストレスのワンちゃんもいるので、微熱程度であれば様子を見てから判断されては如何でしょうか。
冷やすべき発熱とそうでない場合の見分け方とは?
冷やすべき発熱
<熱中症>
夏は人間にも多くみられる熱中症は、ワンちゃんも冷やさないと大事になります。
体を冷やしてあげるとともに、お水もたくさん飲ませましょう。
<洗い呼吸をしていたら!>
ゼイゼイと、洗い呼吸をしていたら冷やしてあげてみてください。
呼吸が楽になってきていて、嫌がらなければ続けて冷やして様子を見ましょう。
<冷たい場所を探していたら!>
冷たいフローリングや、玄関のたたき、ヒンヤリと感じる場所を探していたら、冷やしてあげてみてください。
人間でも病気ではないけれど、暑くて体がだるいときって、冷やすと気持ちが良いですよね。
ワンちゃんも、同じです。
お腹以外の場所を、冷やしてあげてみてください。
皆さんも、お腹は冷たいタオルで冷やしませんよね?それは、お腹が冷えると痛くなるから!
ワンちゃんのお腹を冷やさない理由も、同じですのでお腹以外を冷やしてあげてください。
冷やしてはイケナイ場合
<震えている場合>
感染症で発熱している場合は、体温をあげてウイルスや殺菌に抵抗しているので体温を下げると逆効果です。
体を震わせて発熱している場合は、獣医にその旨を伝えて指示をもらってください。
<下痢や嘔吐がある場合>
発熱だけでなく、下痢と嘔吐を伴っていたら、感染力の強い感染症にかかっていることを疑ってください。
この場合は、緊急に治療が必要な場合もありますので、すぐに獣医に診せてください。
発熱するというのは、ワンちゃんから送られたサインです。
見逃さずに対応することで、大きな病気を防ぐことも出来ます。
普段から平熱を覚えておきましょう。(^^)/
心配だとは思いますが、飼い主さんが不安そうにするとワンちゃんまで不安になりますよ。
「大丈夫よ」と言いながら、安心させてあげることも大事だと思います。
発熱したら獣医に相談しながら、上手に対応してあげてください。